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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第五話 爆炎
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の雷撃をコアに受けてもまだ余裕がありそうだ。

「流石は最新型と言ったところかな…?でもどうしようもないわけじゃない!!次の一撃で決める!!」

レーザーをかわして露出したコアに新たなSPスキルの射程範囲に入ると、詠唱を始める。

「迸れ!蒼き雷霆よ!!煌くは雷纏いし聖剣!蒼雷の暴虐よ、敵を貫け!スパークカリバー!!」

蒼き雷霆の聖剣がスパイダーのコアを貫き、コアを破壊されたスパイダーは爆散した。

『グレイトだ、GV。そのままゲートモノリスを破壊し、工場施設まで潜入してくれ。ソウは第十世代戦車による妨害が無かった分、早く工場施設に潜入している。今なら敵の戦力がソウに集中していて潜入も容易いはずだ』

「了解…兄さん、無事だといいけど」

GVは一度も訓練でソウに勝ったことはないが、それでも心配するのだ。

作られた能力者であるGVからすれば同じ血を流す唯一の家族なのだから。

そして工場施設に潜入すると、凄まじい熱気によってGVは表情を顰める。

皇神の化学工場は運び込まれた燃料を燃焼させているのだろう。

施設内は肌を刺すような、強烈な熱気に満ち溢れており、普通の人間ならば、すぐに脱水症状を引き起こすだろう。

蒼き雷霆の力で熱をある程度遮断出来なければGVも長時間この施設にいることは不可能だ。

『潜入に成功したか…そのまま奥へ向かってくれ』

「了解…(やっぱり兄さんが先に来ていたからかな…こちらの警備が予想以上に薄い…つまりそれだけ兄さんにここの戦力が集中しているということだけど…)」

ソウならきっと大丈夫と確信しているGVは施設内を駆ける。

警備が手薄なので攻撃を受ける心配もなく溶鉱炉を雷撃鱗のホバリングで飛び越えることが出来た。

「それにしてもこの暑さはこの溶鉱炉のせいか…お約束といえば、お約束だけど…何に使っているんだ?」

些細な疑問を感じながらもGVは先に進み、パイプから漏れているスチームに表情を顰める。

『如何にお前といえど、触れるとダメージだ。ジャンプで回避しろ』

「了解…」

そしてGVは次の溶鉱炉も飛び越え、コンテナやロボットを蹴散らしながら進んでいく。

そしてセキュリティシステムのある部屋に辿り着き、コンベアのある慣れない足場での戦闘を余儀なくされる。

『トラップのようだな。各個撃破だ』

『聞こえるかGV?俺も似たような部屋に入ったが、そいつは警報装置を破壊すれば停止する。クードス狙いではないのならさっさと破壊してしまえ』

「ありがとう兄さん…」

ソウのアドバイス通りに警報装置に避雷針を撃ち込み、雷撃を流し込んで破壊する。

それによってコンベアは停止し、ロボットは送られなくなった。

『グッジョ
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