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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第二話 謡精
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下の癖に本当に枯れてるよな…普通の男ならモルフォちゃんは可愛いって思うぞ』

十代前半とは思えないくらいに色恋沙汰に関心を持たないソウにジーノは先程とは別の意味で嘆く。

「興味がないな」

『お前って奴は本当に…まあ、いいさ。とにかく任務に私情を挟む程、馬鹿じゃねえさ…そうだ、GV。兄貴がいるからって兄貴に頼りきりになるなよ。ソウはお前と比べてクードスは上がりにくいんだからよ』

蒼き雷霆よりも破壊力で上回る紅き雷霆は戦場に置いては正に最強の第七波動である。

「分かってるよ。兄さんは戦闘に置いては敵味方問わず恐れられている最強の第七波動能力者。そんな兄さんに頼って得られるような評価はないってことだからね。」

そのまま進んで行くと奥から高出力レーザーが飛んできた。

「マンティス…出るぞっ!最後の一機だ!ぶちかましてやれっ!」

「レーザーか、随分と派手なお出迎えだな」

「兄さん、当たらないように気を付けて」

「誰に言っている」

雷撃鱗のホバリングで回避するソウとGV。

ホバリングの出力に差があるのか、GVよりも低速で下降していくソウ。

「マンティスの高出力輻射式増幅光砲。その威力は折紙付きだっ!」

「どれだけ強力なレーザーだろうと当たらなければ良い話だ」

そのままレーザーをホバリングやコンテナに身を潜めて回避すると、最後の一機のマンティスが姿を現した。

「さっきと違って足場が無い分こっちの攻撃が当てにくいか…けど、問題はない。迸れ!蒼き雷霆よ!!我が敵を貫き滅ぼせ!!」

「迸れ、紅き雷霆よ…我が敵を紅き雷刃(ヤイバ)で叩き斬る…!」

GVが頭部に雷撃を流し込んでコアを押し出し、SPスキルを発動し、ソウもまたSPスキルを発動して銃を構えた。

「天体の如く揺蕩え雷!是に到る総てを打ち払わん!!ライトニングスフィア!!」

「閃くは破滅の雷光!紅雷の刃よ、敵を斬り裂け!ギガヴォルトセイバー!!」

GVの周囲を回る蒼の雷球と振り下ろされた銃口から放たれた紅の雷刃波がコアに炸裂し、マンティスの堅牢な装甲も纏めて粉砕した。

「所詮は皇神のガラクタだ…こんなものだろうな」

「思っていた程でもなかったかな」

「くそっ!化け物共めっ!このままじゃ突破される!指令本部!応援を頼むっ!」

最後の一機であるマンティスが容易く破壊されたことに皇神兵の1人が歯軋りするが、ソウとGVを止められる者などいない。

『こちらシープスリーダー。ヘリから狙撃し動力車輌とターゲットの車輌を切り離す。ターゲット停止後、ソウとGVは車輌に侵入、速やかに目標のプログラムコアを破壊するんだ。』

「「了解」」

そして2人は目の前のゲートモノリスを破壊して車
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