第七千九百九十九話 一線を超えたタブロイド
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第七千九百九十九話 一線を超えたタブロイド
日本はあるタブロイド紙を見て冷たい目と声で言いました。
「前からそうでしたが」
「もうここまできますと」
妹さんもこう言うしかありませんでした。
「森林資源の無駄遣いですね」
「全くです、旭日旗の記事なぞ」
「正気のものとは思えないです」
「こんなものはです」
日本は言い切りました、彼にしては珍しく。
「一文字も詠む価値がありません」
「タブロイドということを考慮しても」
「ここまで酷い記事を読みますと」
「あの夕刊フジですら凌駕していますから」
その記事の悪質さで、です。
「事実に全く基づいていない」
「本当にどなたからお金貰っているか」
「正気でないかですね」
「ここまでの記事はそうでないと」
それこそというのです。
「書けません」
「これは最早妄想の垂れ流しです」
それも偉そうな、です。日本兄妹は昨今の日刊ゲンダイのあまりもの記事の悪質さに呆れています。
第七千九百九十九話 完
2019・9・11
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