五十四匹目
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
校に入ったからね」
「なるほど。御学友との親睦会は狩猟ですか」
「ちょっと物騒だけどね」
「本日はどのようなご用件で?」
「うん。狩ってきたモンスターの買い取りをお願いしたい」
「かしこまりました。では」
とお姉さんがトレイを出そうとする。
「あ、今日はスライムじゃないんです。広い場所はありますか?」
僕がギルドで換金していたのは主にスライムだ。
ティアの為のスライムコアを集めていたからで、そのせいでスライム・スレイヤーなんて二つ名までついていた程だ。
「では裏の修練場にお越し下さい」
三人を連れて、ギルドの裏手の広場へ。
「じゃ、出しまーす」
僕はドラゴン・レプリカを、くーちゃん達もそれぞれ狩った大物を出す。
例えばオークだったり、ジャイアントウルフだったり、イビルサーペントだったり。
それぞれ数匹の大物を狩ったのだ。
普通なら持ち帰れないような量だが、全員広いアイテムボックスを持っている。
僕らの中では一番魔力の低いシャクティですら倉庫くらいの広さはあるのだから。
その後換金した結果、一番稼いだのはくーちゃんだった。
やっぱりオークの群れを狩ったのが大きかったようだ。
豚がモンスター化し、さらに時間を得て二足歩行するようになったとされるオークはそれなりに手強い相手とされる。
魔法がなければ。
くーちゃんは遠距離から大火力で一方的にオークを狩った。
さらに言えばオークの肉は精力がつくので高く売れるし睾丸とかもろ精力剤とか媚薬の材料(僕もボーデンからの宿題で扱った)だ。
しかも牙は子沢山と安産祈願の御守りだ。
僕が狩ったドラゴン・レプリカもまぁまぁ高く売れたけどオークの群れには及ばなかった。
馬車の中で。
「ふふん。このお金で猫カフェに入り浸ってやるわ!」
「サービスしとくよ」
猫カフェ。近日開店だ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ