第百七十一話
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第百七十一話 背を高くする為にも
華奈子と美奈子は塾の授業が終わってから家に戻ってすぐに冷蔵庫の扉を開けた、そうして牛乳を出してだった。
それを飲む、すると母に言われた。
「あら、また飲んでるの」
「うん、牛乳って身体にいいし」
「背も高くなるから」
それでというのだ。
「飲んでみてるの」
「これまで以上にね」
「そうなの。確かに牛乳は身体にいいけれど」
母は娘達の言葉を聞いてこう返した。
「飲み過ぎない様にね」
「飲み過ぎないと何かあるの?」
華奈子が母に尋ねた。
「牛乳って」
「だから飲み過ぎるとお腹に悪いでしょ」
母が言うのはこのことだった。
「牛乳は」
「ああ、そういうことね」
華奈子も言われて納得した。
「確かにそうよね」
「そう、だからね」
「飲み過ぎないことね」
「そうよ、牛乳はね」
「そういえば」
美奈子も母の言葉を聞いて言った。
「牛乳って飲み過ぎるとよくないわね」
「お腹の調子が悪くなるでしょ」
「ええ」
その通りだとだ、美奈子は母に答えた。
「だからお母さんも言うのね」
「そう、牛乳は確かに身体にいいけれど」
それでもというのだ。
「飲み過ぎには注意してね」
「わかったわ」
「そこは気をつけて」
そうしてというのだ。
「飲んでね」
「ええ、そうするわね」
「お水みたいに飲んだら」
どうかとだ、華奈子も言った。
「お腹壊すからっていうのね」
「そう、よくないから」
「そこは気をつけて」
「そうして飲んでね」
「わかったわ」46
華奈子も頷いた、そうしてだった。
二人はもう一杯牛乳を飲んだ、だがその一杯で止めて。
その後は自分達の部屋に入ってそうして学校の勉強の予習と復習をした。それから魔法の勉強を夕食までした。
第百七十一話 完
2019・6・28
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