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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica52事件後の顛末〜Ex post fact information〜
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るよ。模擬戦したことだってある。当時は魔術師とか神秘とか知らなかったからね。当時のロード・ゲルトとのユニゾン中での模擬戦でボコボコにされちゃったよ」
対“エグリゴリ”の領分はやっぱり魔術師なんやって解かった。ただ、アインスの言うように魔術師が魔力を込めた神秘カートリッジ、それにオーディンさんが造ったってゆう“ドラウプニル”(以前、スマウグ戦のときに使わせてもらった)であれば、勝てるレベルなのは嬉しい情報や。
「ではミミルはどうなのだ、ルシル?」
「実際に闘ってはないから確実とは言えないが。ミミルの言葉を借りれば、ガーデンベルグ達は第1世代、自分やミュール、ゼフォンは第2世代、フラメルとルルスは第3世代だそうだ。で、ミミルの神秘は第1世代と同格と思っていいだろう」
そやからルシル君は、フィヨルツェンとの連戦を避けるためにミミルさん達を見逃したらしい。
「ミミルはお前を狙ってくるのか?」
「判らない。ただ、俺を殺害せよ、との命令を受けてはいないし、これからも発令されない、とは言っていた。だがリアンシェルトの心変わりでいくらでも覆る」
「ああなるほど。それでさっきの言葉か」
リアンシェルトの言葉ひとつで、ってゆう話。ルシル君が自分を倒しに来る前にミミルさんに命じて、ルシル君を殺害させることだって考えられる。やっと、リアンシェルト総部長との激突までルシル君も心休まるって思ってた。それやのにこれじゃあ・・・。
『とにかく、捕まってないのはミミルとフラメルとルルスの3人だけで、3人とも広域指名手配されたから、とりあえず情報待ちってことで我慢して?』
「ああ、ありがとうシャル。で、はやて。途中で切ってすまなかったが、さっきのゆりかご2番艦の話を頼む」
「うん。あ、でもこれはシャルちゃんの方がいいかな?」
『そう? 資料はほとんど共有してるから、はやてからでも問題ないと思うけど。でも、じゃあお言葉に甘えて。そっちに資料を送るね』
ルシル君の前に展開してるモニターに、今度は“ゆりかご2番艦”の調査結果が表示された。2番艦は、オリジナルの“聖王のゆりかご”より半分くらいの大きさやけど、その分小回りとか機動性が上がってるそうや。さらにはオリジナルには無かった、後方防衛のためのエネルギー砲台やレールガンが備え付けられていて、さらに無人戦闘機用の格納庫、レールガン用の砲弾やミサイルなどの生産施設も網羅。
「あと、オリジナルの駆動結晶と思しきものが発見されたんよ」
『プライソン戦役時にプラダマンテがキュンナを伴ってゆりかごに突入した際、彼女がスキルを使って強奪したってことが、技術部メンバーへの聴取で判明したの。んで、全兵装の解除、魔導駆動炉の封印を条件にあの諸島に置いておくことが、局と教会の合意の
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