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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica52事件後の顛末〜Ex post fact information〜
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『うん。ミミルさんが大隊の技術主任として迎えられていたって話は、技術者たちの聴取で明らかになったけど・・・。でも大丈夫じゃない? 技術者として放置するのは確かに危ないけど、ミミルさんの家はすでに家宅捜査されてるし、騎士団が常駐してくれてる。それに新しく見つかった施設にも騎士や局員が居てくれてる。ミミルさんが行くところなんてもう・・・』
「いやダメだ。リアンシェルトの言葉ひとつで何を仕出かすのか判らない」
「リアンシェルト総部長?」
『アイツとミミルさんが何の繋がり?』
シャルちゃんと一緒に小首を傾げる中、胸の内では、まさか、って言葉が浮かんできてた。大隊には“エグリゴリ”のフィヨルツェンがおった。なら、リアンシェルト総部長も何かしらの協力をしてたかもしれへん。
「ミミル、それにフラメルとルルスは・・・エグリゴリだった」
「『はい?』」
「なん・・・だと・・・!」
「エグリゴリ、ですか・・・!?」
予想だにしない言葉がルシル君から発せられた。モニターの向こうに居るトリシュ達も驚きで息を呑んだのが判ったくらいや。若干フリーズしてる私たちにアイリが「間違いないよ」って言うた。
「エグリゴリの翼、エラトマ・エギエネスを発動してたし。何よりミミルが言ったんだ。本当の名前は、パイモン・エグリゴリ。イリュリア戦争時にはすでに誕生していて、戦後に起動。そしてイリュリアやベルカの技術を後世に残すために、戦場には出なかったって」
「使い魔のフラメルとルルスは、ミミルが造り出したエグリゴリだ。ベルカ崩壊時からリアンシェルトと共に行動し、管理局設立にも一役買い、技術部の最初の部長だそうだ」
次々とルシル君から発せられる情報に頭がくらくらしてきた。
「ミミルは強いのか? フラメルとルルスは・・・?」
「フラメルとルルスは、ゼフォンクラスらしい」
ルシル君の口から聞き慣れない名前が出て、心当たりのない私やリイン、シャルちゃん達が「誰?」って聞いた。答えてくれたのはルシル君(オーディンさんの記憶は受け継いでないからしょうがないけど)でもなくアイリでもない、「イリュリア製のエグリゴリです」アインスやった。
『イリュリアのエグリゴリ!?』
『あ、エリーゼ様の日記に載ってました。確か・・・ミュールとゼフォン』
「ああ。イリュリアの技術部とエグリゴリが協力して造ったものだが、ゼフォンはオリヴィエ殿下に斃され、ミュールはマイスター・オーディンと私とザフィーラで斃した。神秘カートリッジや、ルシルのドラウプニルが有れば、勝てるような相手だが・・・」
当時のことを思い返すためか目を伏せたアインスを見たリインが、同じ時代を生きた「アイリはゼフォンを知ってます?」って聞いた。
「知って
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