暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica52事件後の顛末〜Ex post fact information〜
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
良かった、元気そうで!』

『ルシルさん! アイリから、足が不自由になったと聞きました! 大丈夫なんですか!?』

シャルちゃんにトリシュ、そしてルミナ、セレス、クラリス、アンジェと順繰りにルシル君を心配する声を掛けていった。ルシル君もシャルちゃん達の気遣いにお礼を言い続けた。

『それで、実際のとこどうなの? まさか、車椅子生活になるわけじゃないよね?』

「とりあえずは魔力が回復してからだな。で、エイルで治療してみる。それでダメなら車椅子だ。ま、アイリやザフィーラが居てくれるから、そんなに不便はないと思うが・・・」

そこまで言うたルシル君が私を見たから、「??」小首を傾げてると、ルシル君が少し寂しそうに「一緒に食事を作れなくなるが」って苦笑い。うちのキッチンは広めやけど、確かに車椅子が入るといろいろと動きが制限されそうや。

「あ・・・うん、それは残念や、ホンマに・・・」

ルシル君がシャルちゃんのお家にご厄介になる前は、よくルシル君と一緒に料理してた。当番制でもあるから毎日とはいかへんかったけど、それでも楽しくて、幸せな時間やった。そんな時間がもう2度とないと想像すると鼻の奥がツンとなった。

『モニター越しとはいえライバル2人の居る前で惚気とかやめーい!』

『イリスの言うとおり! はやて、ルシルさん! 割と悔しいから中断を!』

「ははは。まぁそんなことより。俺が倒れた後、局と騎士団がどうなったのか教えてくれ」

『そんなことて。まぁいいや。確かに3日も寝てたんだから気になるでしょ』

そんなわけでシャルちゃん達は、騎士団が管理局法にもう1度加入したこと、強制休職を強いられてた騎士たちが各自自由に局の仕事に戻ることが出来たことを伝えた。局と騎士団が再び以前みたいに協力関係に戻ったことになるんやけど・・・。

『クーデターが原因でもやった事はベルカ人だからね。風当たりがちょっと厳しいかも。最後の大隊に付いた騎士には、最大で除隊や罰金に懲役。これが適用されるのは、プラダマンテを始めとしたパラディンや各隊長といった団内幹部級ね。そっから下の騎士や技術室メンバーは期限付きの減給、もしくは禁固刑とか、まぁ他にもいろいろと処罰を食らってる』

『そういうこともあり、かなりの団員を失った騎士団は今、活動を縮小しています。自治領内の平和維持、そしてロストロギアの捜査と管理。領外での任務は基本せず、局より要請があれば協力しますけど・・・』

「先ほどの風当たり問題か。なるほど、騎士団の現況は判った」

ベルカ関連の話が一段落したことで「じゃあ次は、管理曲関連の話やから私やね」って話に参加。

「とは言うても、騎士団ほどの変化はあらへんけど。そやから騎士団との共同で行った各施設での捜査結果を報告す
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ