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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica52事件後の顛末〜Ex post fact information〜
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を入れたから、シグナム達にもなのはちゃん達にもまだ伝わってないわ」
「じゃあ、アイリがシャル達に連絡してくる」
「リインはシグナム達に連絡するです」
「では私がなのは達に連絡しておきます」
元気のないアイリはぐすっと鼻を鳴らして、袖で目を拭いながらトボトボと病室から出ていった。アインスとリインもそんなアイリに付き添って病室を出た。アイリの様子が私を冷静にさせてくれた。アイリ達からルシル君へと視線を戻して、「原因は判るんか?」聞いてみた。
「あー・・・そうだな、フィヨルツェンとの闘いで少しばかり魔力を消費し過ぎたようだ。アイツ、想定外の魔術を使ってきたんだよ。こちらも相応の魔術を使ったんだが・・・。おそらくソレが原因だろう」
「そう・・・か。シャマル。ルシル君の足、治るんか?」
魔力の消費が原因ってゆうなら、魔力が回復すればきっと治るとは思うんやけど・・・。ルシル君がまた歩けるようになるんかをシャマルに聞いてみる。
「精密検査をしないことにはなんとも・・・。ルシル君。コード・エイルで治すとか出来ないの?」
「待て、シャマル。おそらくとは言え原因は魔力の過剰消費だぞ? エイルの魔力でさらに悪化しそうだ」
「アインスの言うとおりかもしれない。とりあえず俺の魔力の回復を待ちつつ様子見がいいだろう」
「ご、ごめんなさい! そうよね! ・・・精密検査を行うための手続きを済ませてくるわ。はやてちゃん、アインス、リイン。少しの間、ルシル君の見ていて上げてください」
シャマルが病室を後にするのと入れ替わるように「シャルに連絡して来た」アイリが戻ってきた。アイリの話やと、シャルちゃんやトリシュたち騎士組は今から本局へ向かうと明日の仕事に間に合わへんってことで、お見舞いは次の休みになるってこと。なのはちゃん達は勤務中ってゆうこともあって、メールだけを送ったみたいや。
「みんな、心配してたか?」
「当たり前だよ。シャル達、ルシルが歩けなくなったって知ってすごくうろたえてた。すぐにでも飛んできたいって言ってたよ。ルシルからみんなに連絡して、安心させてあげると良いと思う」
「シグナム達は仕事が終わり次第、お見舞いに来てくれるそうですよ、ルシル君」
「私の記憶が正しければ、なのは達は今日みな勤務日のはずだったからメールで連絡しておいた。返信がないところを見ると、やはり今は勤務中のようだ」
「判った。ありがとう、アイリ、リイン、アインス。じゃあ早速シャル達に連絡して見みるか・・・」
ルシル君がシャルちゃんに通信を繋げる間、私とアインスとリインは室内のソファに腰掛けて、シャマルとアイリはベッド側にあった4脚のパイプ椅子に座った。
「よう、シャル。今、大丈夫か?」
『ルシル!
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