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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
童歌
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ュカに襲いかかった3人を、不安そうに意識しながらリュカに続く…
男達は力無くその場にへたり込むしか出来なかった…




アルル達はイシス城を出ると、城下にある武器屋へと訪れる。
先のピラミッド探索で、ボロボロになってしまった武具を修繕に出していた。
それを引取に来たのだ。

「おじさ〜ん!出来てるかしら?」
「おうよ!キレイに修繕しておいたぜ!しかし、どんだけ戦闘すればこんなにボロボロになるんだか…」
「それ程、激戦を潜り抜けてきたちゅー事や!」
リュカとウルフ以外がそれぞれ武具を受け取る。

「しかしよぉ…女の子が武具をボロボロにする程戦ってたのに、男共は何やってたんだ!?安全な所で高みの見物か?」
詳しく状況を知らない武器屋の店主が、推測からリュカとウルフを批判する。
「あはははは…僕、戦うの嫌いなの!」
「かー!情けねー男だ!」

「ちゃうね…むぐぅ!」
店主に対し異論を言おうとしたエコナの口を手で塞ぎ、エコナの懐から黄金の爪を取り出す。
「おいさん、これ幾らで買ってくれる?」
「むー!むーむー!!…ぱはっ…そ、それはウチんや!!勝手に売らんといて!」
「でも気にならない?あんな思いをして手に入れた物が幾らするのか?」

「……………………おっちゃん…幾らや?」
どうやらエコナも気になる様だ…
「う〜ん…凄い品だが…6000ゴールドだな…」
「た、たったの6000?アホくさ、絶対に売らんで!」
「でもどうすんだよ!それ持ってピラミッドへ入ったら、またモンスターまみれだぞ!売っちまえよ!6000ゴールドでも無いよりマシだろ!」
ウルフが苦々しくエコナに言い放つ。

「うん。僕が預かっておくよ。ピラミッドに持って行かなければ大丈夫だろ!」
「「「「はぁ?」」」」
4人の怪訝そうな反応を無視して、黄金の爪を懐にしまい店を出て行くリュカ。
店に取り残される4人を気にせず、宿屋へと戻るリュカを慌てて追うアルル達…



「なぁ…どういう事なんや?リュカはんも一緒にピラミッドへ行くんやろ?せやったら誰が持ってても一緒やんか!」
宿屋へ戻るとみんなリュカの部屋に集まり、先程の続きを始め出す。

「もう…あそこに行きたくないんだ…僕。…だから留守番をしてるよ!」
「何言うてんねん!リュカはんが来てくれんと、ウチら死んでまうかもしれんやんか!」
「そうだよ!この間も、魔法の使えない地下から脱出出来たのも、リュカさんが居てくれたからなんだよ!居なかったら俺達死んでたよ!」

「うん、それそれ!君達は僕が居るから、敵に襲われても、トラップが発動しても大丈夫と思ってるでしょ…僕に依存しまくりでしょ!」
「そ、そんな事あらへんで!そりゃ、リュカはんが居れば安心感があるけど、リュカは
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