第二十四話「来禅高校修学旅行・W」
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ぶつけて伸びちまったんです。何処か寝かせられるところはありませんか」
「…おお、そうか。それは大変だ。こちらへ来たまえ。転入生の二人も、いろいろと注意事項を説明しておこう。一緒に来てくれ」
士道の言葉に令音は若干棒読みで答えながら資料館の奥へと案内していった。その四人の後ろ姿を値踏みするように見ていた視線に気づかずに。
「…定時報告」
「捕獲対象【五河士道】、或美島の旅館に入りました。前の報告の通り近くには【プリンセス】がいます。捕獲に当たって障害になる可能性は高いです」
「それと、精霊【ベルセルク】が士道と接触しました。どうやら何か取引をしたようでずっとそばから離れようとしていません」
「…はい、捕獲は当初の予定以上に厳しい物となります。ですので【ベルセルク】若しくは【プリンセス】のどちらかが離れた隙に迅速に行うべきです」
「どうやらDEM社の関係者もこの島に居ます。…流石に正体がバレる可能性は限りなく0に近いと思われます」
「今は亡きあのお方ぐらいで他の幹部の素顔は誰にも知りません。もし接触、もしくは武力行使を受ける場合は別の理由の方がしっくりきます」
「…はい、…はい、…分かりました。その様に致します」
「以上、通信終了」
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