第7章:神界大戦
第218話「全てを呑み込む絶望の闇」
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ば、何度でも放てる!」
「ッ……!“ディバインバスター”!!」
優輝のその言葉に触発されたのか、なのはが振り返って砲撃を放つ。
今この瞬間、自分は何をするべきなのか、瞬時に理解しての行動だ。
「“穿ち貫く導きの神槍”!!」
飛んできた攻撃を相殺しようとし、僅かな拮抗の後押し切られる。
なのはに続いてとこよやサーラ、光輝、優香も砲撃を放っていた。
しかし、それでも物量、威力共に足りない。だから押し切られた。
それでも、直後に優輝の槍が再び繰り出された。
「(さっきより穴は小さい……だが……!)」
先程までと違い、術式構築にほとんど時間を割いていない。
そのため、並行して優輝は転移魔法を用意していた。
チェーンバインドの応用でなのは達を引き寄せ、転移する。
「ッ!」
「三つ目……!?」
「邪魔だ!“穿ち貫く導きの神槍”!!……Dreifach!」
またもや結界に阻まれる。
だが、優輝は三発目を既に装填していた。
しかも、今度はそれを三つ並べて連続で撃ち出した。
「(何重に張られているとか、そういう問題じゃない!破られる度に、新たに張り直している……だったら、それごと貫く!!)」
強い“意志”が結界をいくつも貫いていく。
突貫する優輝に、未だ繋がれたチェーンバインドで引っ張られるなのは達。
展開が一気に切り替わっていくが、なのは達もそれに食らいついていく。
「なのはちゃん!もっと弾幕を増やして!光輝さんと優香さんは撃ち漏らしを迎撃!……サーラさん」
「分かってます……!」
なのはが弾幕を展開し、出来る限り飛んでくる攻撃を減らす。
撃ち落としきれないものを光輝と優香がさらに減らす。
……だが、それでも攻撃を飛んでくる。
むしろ、撃ち落とした数の方が圧倒的に少ない。
「斬る……!」
「撃ち落とす……!」
それを、とこよとサーラが最終防衛ラインとして受け止める。
余波までは考慮しなくとも、この神界では影響はない。
故に、直撃だけは避けるように、二人は攻撃を切り裂き、逸らす。
「……加速」
しかしながら、それでも凌ぎ切れない。
そこで、優輝は逆にそれを利用した。
魔法陣と霊術の陣で受け止め、その反動で加速。一気に貫いた穴を通る。
「ッ……!」
その時、一筋の閃光が突き抜け、バインドが破壊される。
「集束、発射!」
咄嗟にとこよとサーラが宙を蹴り、それぞれなのは達を手分けして抱えて、スピードを緩めずに優輝を追いかける。
優輝はこの瞬間まで使用された魔力と霊力を集束させ、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ