暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第7章:神界大戦
第218話「全てを呑み込む絶望の闇」
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ば、何度でも放てる!」

「ッ……!“ディバインバスター”!!」

 優輝のその言葉に触発されたのか、なのはが振り返って砲撃を放つ。
 今この瞬間、自分は何をするべきなのか、瞬時に理解しての行動だ。

「“穿ち貫く導きの神槍(ブリューナク・ケーニヒ)”!!」

 飛んできた攻撃を相殺しようとし、僅かな拮抗の後押し切られる。
 なのはに続いてとこよやサーラ、光輝、優香も砲撃を放っていた。
 しかし、それでも物量、威力共に足りない。だから押し切られた。
 それでも、直後に優輝の槍が再び繰り出された。

「(さっきより穴は小さい……だが……!)」

 先程までと違い、術式構築にほとんど時間を割いていない。
 そのため、並行して優輝は転移魔法を用意していた。
 チェーンバインドの応用でなのは達を引き寄せ、転移する。

「ッ!」

「三つ目……!?」

「邪魔だ!“穿ち貫く導きの神槍(ブリューナク・ケーニヒ)”!!……Dreifach(ドライファハ)!」

 またもや結界に阻まれる。
 だが、優輝は三発目を既に装填していた。
 しかも、今度はそれを三つ並べて連続で撃ち出した。

「(何重に張られているとか、そういう問題じゃない!破られる度に、新たに張り直している……だったら、それごと貫く!!)」

 強い“意志”が結界をいくつも貫いていく。
 突貫する優輝に、未だ繋がれたチェーンバインドで引っ張られるなのは達。
 展開が一気に切り替わっていくが、なのは達もそれに食らいついていく。

「なのはちゃん!もっと弾幕を増やして!光輝さんと優香さんは撃ち漏らしを迎撃!……サーラさん」

「分かってます……!」

 なのはが弾幕を展開し、出来る限り飛んでくる攻撃を減らす。
 撃ち落としきれないものを光輝と優香がさらに減らす。
 ……だが、それでも攻撃を飛んでくる。
 むしろ、撃ち落とした数の方が圧倒的に少ない。

「斬る……!」

「撃ち落とす……!」

 それを、とこよとサーラが最終防衛ラインとして受け止める。
 余波までは考慮しなくとも、この神界では影響はない。
 故に、直撃だけは避けるように、二人は攻撃を切り裂き、逸らす。

「……加速」

 しかしながら、それでも凌ぎ切れない。
 そこで、優輝は逆にそれを利用した。
 魔法陣と霊術の陣で受け止め、その反動で加速。一気に貫いた穴を通る。

「ッ……!」

 その時、一筋の閃光が突き抜け、バインドが破壊される。

「集束、発射!」

 咄嗟にとこよとサーラが宙を蹴り、それぞれなのは達を手分けして抱えて、スピードを緩めずに優輝を追いかける。
 優輝はこの瞬間まで使用された魔力と霊力を集束させ、
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