第三幕その五
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「北極の生きものも南極の生きものもいてね」
「だから行こうと決めたんだよ」
「寒い地域の生きもの達がまとめて観られるからね」
「教授にとってもいい島だね」
「まことにね」
「北極に南極となると」
恵梨香はそのお話を聞いて言いました、見れば今は納豆巻きを食べています。
「シロクマにペンギンに」
「全部観られるからね」
教授は恵梨香にすぐに答えました。
「楽しみにしていてね」
「わかりました」
「しかもだよ」
教授はさらにお話しました。
「外の世界にはいない生きものもいるからね」
「そのこともですね」
「楽しみにしていてね」
こうも言うのでした。
「是非ね」
「今回の冒険は楽しみが多いですが」
「そうだね、けれど実際にだよ」
「楽しみが多いんですね」
「そうした旅だからね」
こう恵梨香に言うのでした。
「今回は」
「ならですね」
「その楽しみを受け入れて」
「そうしてですね」
「行こうね」
「わかりました、氷の島も」
「是非ね」
恵梨香に笑顔で言う教授でした。
「それに入り口には恵梨香ならね」
「私ならですか」
「ひょっとしたら知っているかも知れない子達もいるしね」
「ひょっとしたらですか」
「うん、若しかしたらね」
「どんな子達かもですね」
「期待してね」
そうしてというのです。
「オズの国ならではの不思議があるから」
「楽しみにしてですね」
「待っていてね」
「そうさせてもらいます」
「さて、お昼を食べたら」
トロットはいくら巻きを食べつつ皆に言いました。
「暫くここで海を観ましょう」
「このままですね」
「そうしましょう、それでティータイムの時は」
その時はといいますと。
「外に出てね」
「それで、ですね」
「甲板の上で海と空を観ながら」
そうしてというのです。
「お茶にしましょう」
「いいね、ではね」
「ええ、三時はね」
そのティータイムはとです、トロットは船長に答えて言いました。
「甲板の上よ」
「そして海の上とお空の景色を楽しみつつだね」
「今度はお茶とお菓子の」
お寿司の次はというのです。
「そうなるわ」
「ではね」
こうお話してでした、そのうえで。
皆でそのまま景色を観ていきます、お寿司を食べ終わった後で茶碗蒸しを食べましたがその茶碗蒸しを食べてです。
船長はこんなことを言いました。
「お寿司に茶碗蒸しはね」
「これがまた合うんだよね」
モジャボロが応えて言いました。
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