第三幕その二
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「私もドロシーも絶対に大丈夫って思っていたわ」
「そう言えば落ち着いていたわね」
「私はそう簡単に死ななかったからよ」
「だからあの時もって思っていたのね」
「そうよ」
まさにというのです。
「それで実際にだったでしょ」
「ドロシーさんと一緒にオズの国に来て」
「その後の大活躍だったでしょ」
「皆を助け出してノーム王を懲らしめて」
「そうだったからね」
だからだというのです。
「もう最初からね」
「怖くないのね」
「そうだったしね」
「今はもう楽しみなのね」
「そうよ、青い海とお空を観ながらの旅よ」
そうしたものだからだというのです。
「とても素敵な冒険でしょ」
「そう思うから」
「そうよ、楽しみでね」
それでというのです。
「本当に今からね」
「期待しているのね」
「教授さんみたいにね」
「そう、私は学問でビリーナは旅をだよ」
教授も言ってきました。
「それぞれ楽しむのだよ」
「そういうことですね」
「じゃあ今から乗ろうね」
モジャボロは五人に穏やかで優しい声をかけました。
「これからね」
「はい、それじゃあ」
「さて、楽しい旅をしてくるのじゃぞ」
王様は船に乗り込む五人に声をかけました。
「これから」
「よい冒険の旅を」
王子も声をかけます。
「これから」
「そうしてくるよ」
船長が二人に言葉を返してでした。
皆で船に乗ってそうして海に出ました、船は実際に船長がそこに行ってくれと言うだけで自動で動いてくれます。
それでモジャボロも船長に言うのでした。
「舵を取る必要がないからね」
「取ろうと思ったら取れるけれどね」
それでもと答える船長でした。
「そこに行ってくれと言ったら」
「もうそれで行けるから」
「海を観たり船の上での楽しみにも専念出来るよ」
「それでだね」
「今から色々と楽しもう」
「そうするんだね」
「皆でね」
「じゃあまずは」
トロットが言ってきました。
「海の中を観ましょう」
「船の中に入ってだね」
「ええ、王様がお話してくれた通りにね」
「船の底を透明にして」
「それで観ましょうね」
「うん、では今から船の中に入って」
「そうしてね」
それでというのでした。
「海の中を観ながら」
「そうしてだね」
「丁度お昼だから」
その時間だからだというのです。
「お昼ご飯を食べましょう」
「今日のお昼は何かな」
「海に出たから」
それでというのです。
「シーフードにしましょう」
「そちらをだね」
「ええ、お寿司がいいかしら」
「そういえば最近お寿司は食べていなかったね」
「ええ、だからね」
最近食べていなかったこともあってというのです。
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