暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica51わたしが選ぶ道〜Her choice〜
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ンシェルトをエグリゴリだって言っても信じてもらえるかどうかも判らない)
となれば、ルシルは局を辞めて、わたし達の元から離れてくかもしれない。わたしにも至れる考えだ。フィヨルツェンがいなくなった今、はやても至っていてもおかしくない。だからと言ってどうすることも出来ないけど・・・。
「まぁとにかく。みんなは自分の思うがままに、往きたい道を進んでほしい。一緒の部隊にならなくても、心はいつも一緒だから」
わたしは答えを出せないまま、そう締めに入った。トリシュ達はパラディンになるって夢を持ったままでいてほしいし、ルミナとセレスは局と騎士団、どっちに付いてもいいし両方でもいい。
「イリスの言うとおりですね」
「うん」
「いま焦らなくても、イリスも30歳になれば騎士団に戻って来るんだし」
「それまでは・・・それまでは?」
「結局、シュベーアトパラディンの問題の解決にはなってない」
「誰がシュベーアトパラディンに相応しいか。難しいところね」
そんな話をしながら駐車場に到着したところで、「お疲れ様。面白い話をしてるわね」って声を掛けられた。声のした方に振り向けば、駐車場に隣接してる休憩所のベンチに座ってる「フィレス!」が居た。
「お姉ちゃん!」
母犬を見つけて駆け寄る子犬のようなセレスに続いて歩き寄りながら「お疲れ様でーす」って返す。そして今まで話してたシュベーアトパラディン問題についてを、フィレスにも話してみた。
「なるほど。確かにB級の剣騎士をシュベーアトパラディンに据えるのは、ちょっとまずいかもね。イリスは嫌・・・と言うより、まだ、って感じなんだよね?」
「うん、まあ・・・。騎士団が今大変なのは理解してるけど、もう少しだけチーム海鳴と一緒に働いていたいんだ」
部署も違うし、同じ任務に就けるわけでもないし、局を辞めても変わらないんじゃないかって思う。だけど局員として一緒っていう気持ちを味わってたい。そんな風に考えてしょんぼりしてると、フィレスが「よし、判った」ベンチから立ち上がった。
「イリスが戻ってくるまでの間、私がシュベーアトパラディンとして、騎士団のリーダーに立つわ」
ニコって満面の笑顔を浮かべたフィレスがそう言った。驚きはしたけど、それしかない、とも思ってしまったわたしは無言になっちゃった。
「た、確かにフィレスさんなら、名実共にパラディンには相応しいと思いますけど・・・」
「私のお姉ちゃんだもん、パラディンになったっておかしくないよ!」
えっへん!て胸を張ってる
シスコン
(
セレス
)
は放っておいて、アンジェの言うようにフィレスならシュベーアトパラディンに相応しい。部隊を率いた経験も抱負だし、何より強い。
「ただ、イリス。あなたが騎士団に戻っ
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