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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica51わたしが選ぶ道〜Her choice〜
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局に戻るのがいいと思うけど・・・」
「アンジェの意見もまた一理あり、ね。弱体化した騎士団もそうだけど、騎士団の象徴であるズィルバーン・ローゼの隊長、シュベーアトパラディンの不在もまた問題かと」
騎士の武器=剣というセオリーに従って、剣騎士こそ騎士の中の騎士ってことになってる。だから剣騎士最強のシュベーアトパラディンが一番偉いのだ。
「イリスはどうするの? シュベーアトパラディンは目標でしょ?」
「でも1度シュベーアトパラディンになったら、局員にはもう戻れないよ?」
「だから悩んでるんだよね〜。正直、大隊側に付いていた騎士の大半が、練度の高い30歳より上の連中ばかり。剣騎士に至ってはA級の大半が裏切り者だった」
B級の中からシュベーアトパラディンを選出するわけにはいかない。なら残るA級のわたしがなるしかないわけで。でもそうしたらミヤビとの約束を破っちゃうし・・・。そう頭を抱えてると・・・
「ならミヤビを騎士団に誘ってみれば? 彼女強いし、ズィルバーン・ローゼに入隊にするには十分な実力だって思うけど?」
「そうしたらルミナの騎種と被るのでは? 彼女も拳闘主体の戦術だし」
「ルミナのツァラトゥストラって、腕輪の他にも十字架型に変形するでしょ? アレに刃を付けて斧とか鎌にすれば・・・。私が騎乗騎士、イリスが剣騎士、トリシュが弓騎士、アンジェが打撃騎士、ルミナが斧か鎌、ミヤビが拳闘騎士、槍騎士は・・・セレス?」
「私のデバイスの形状を言ってみてよクラリス」
「あと、いつ私が斧か鎌に騎種変更するって言ったよ」
あーだこーだとみんなが騒ぎ出す。そんな中、トリシュがわたしを肘で小突いて、『ルシルさんはどうするの?』って聞いてきた。そうなのだ。ルシル、それとアイリはきっと局に戻る。リアンシェルトの命令で、あくまで一時的に騎士団に出向していたに過ぎない。彼は内務調査部のエースで重宝されてる。だから・・・。
『ルシルは残ってくれないよ。前々から騎士団と局の両方に籍を置いてくれるように頼んでたけど、結局イエスは貰えなかったし』
『やはりみんなが揃って同じ部隊というわけにはいかない、と・・・』
ルシルが好きっていう同士にしてライバルであるトリシュも、ルシルとは離れたくないだろうけど、こればかりはどうしようもないと思う。
『うん。さすがにもう何かを諦めないとダメだね〜』
さらに言えば、ルシルは局を辞めそうな気がする。“エグリゴリ”は残り2体。未だ行方の知れないガーデンベルグって奴、そしてリアンシェルトだ。本局の最高幹部入りを果たしたリアンシェルトの救済となれば、知らない人にとっては殺人と同義だ。
(ルシルの、セインテストとしての存在意義は、今や局と教会に知れ渡ってるとはいえ、リア
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