暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica51わたしが選ぶ道〜Her choice〜
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エとしてなら、騎士団に留まるべきだと断言します。大隊側に付いた騎士たちについての処遇は、減俸と半年間の謹慎などなど。騎士団の弱体化は目に見えています。それに加え局に戻る騎士もいるでしょう。任務に赴けることの出来る団員の数が著しく少なくなるのです」

その事もあって騎士団はしばらくの間、以前のようにロストロギアの捜査と回収に専念することになった。あと自治領内の事件・事故の捜査とか。

「幼馴染のアンジェとしてなら、留まってくれたら嬉しいです、と思います。オランジェ・ロドデンドロンとしての活動期間は短いものでしたが、幼馴染と、それにルシルさんやアイリと共に過ごせた時間はとても楽しかったですから」

「うん。私も楽しかった。私たち幼馴染が揃って同じ部隊に属するなんてことなかったからね」

「わたしも楽しかったよ。一緒に事件を追って、帰る場所はフライハイト邸(うち)で、共通の時間を過ごしてさ」

オランジェ・ロドデンドロンとして過ごしてきた時間は、チーム海鳴と同じくらい面白くて楽しかった。でも・・・。

「結局は、イリスの思うがままに、ですよ。あなたがどんな決断をしても受け入れます。トリシュ達だってきっとそう言うと思います」

アンジェの優しい声と言葉にわたしは「ありがとう」小さく頭を下げて感謝した。

「あ、戻ってきた。お疲れ様、イリス、アンジェ、ルミナ」

「お疲れ〜」「お疲れ様」

事前に決めていた集合場所だった教会本部の中庭で待っていてくれたクラリス、セレス、トリシュと合流。あの3人も、大隊に付いてた騎士や聖職者の事情聴取を行うことになってたけど、どうやら先に終わってたみたいで、わたし達も「お疲れ様」労いの言葉を返した。

「トリシュ、クラリス、セレス、次の聴取は?」

「今日はもうお終い」

「聖下の使いって人が来て、今日はもう帰って休んでいいって」

「私の元には兄様が来て、同じようなことを言われたの。明日からはオランジェ・ロドデンドロンも通常業務が始まるから、と・・・」

「通常業務と言っても、自治領内の秩序管理だけど」

あと、局からの応援要請が入れば、そっちに協力することにもなる。昨日、管理局法への再加入を果たした騎士団だけど、いくらクーデターによるものといえ管理局と敵対して、さらには迷惑を掛けまくった影響は甚大で、仲の良い局員が治めてる部隊(ナカジマ三佐の108部隊とか)じゃないと、たぶん応援要請は入ってこないって思う。

「そんなわけだから、今日はうちで休んでって。車で迎えに来るように連絡はしておいたから」

駐車場へと向かう道すがらトリシュ達にも、ルミナとアンジェにしたような今後についての質問をした。

「局に戻るか騎士団に留まるか、か・・・。ミヤビとの約束を思えば
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