暁 〜小説投稿サイト〜
ノーゲーム・ノーライフ・ディファレンシア
第四話 訪れる者
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差し支えない勝利ではある。
しかし、理想というだけあってその難易度は()()()()()()()()()
それを、警戒している相手に対して行うなど────ほぼ不可能に近い。まして、その相手が一言も嘘をつかずに空達を誘導しきったプラムなら尚更だ。
そして、プラムはそれを自覚している。故にわざわざ空が()()()()()()()()()()()()()()()()────だからこそ、不戦勝の可能性を否定する事で話を広げ、意図を探る他にやれることがない。
だが、空はその思考を知って知らずか、プラムの言葉が聞こえなかったかのように無視し、勝手に自分の話を続ける。

「その不戦勝を、唯一神(テト)相手のゲームで()()()()()やりやがってさ?
────だから、二連チャンでテメエらから不戦勝を奪わないと、気が済まないんだよな」

────その言葉に、プラムが凍りつく。
なるほど、空は嘘など何一つついていないらしい。
不戦勝など不可能、故に不戦勝を臭わせ隙を生みその隙を突く勝利を空は狙っていると踏んだが────どうやら違ったようだ。
要するに、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、と。つまり空が言いたいのはそういう事だ。
しかし、不戦勝を警戒している相手に対し行う難しさは前述の通り────それを理解できない空ではない。
つまり空は、難易度が急激に上がることを理解した上で、プラムにわざわざ不戦勝の可能性をチラつかせたと言うことになる。
それは、舐めプ以外の何物でもない行為────故にプラムは()()()()()()、凍りついたのだ。
だがそれも一瞬の事、プラムはすぐさま平常心を取り戻し。
先程まで空の意図を探ろうとしていたのがバカバカしくなったとばかりに、純粋な悪意をむき出しにして言う。

「……このボクに、ゲームなしで勝てると思ってるんですかぁ?もしそうなら……身の程を弁えてください?」

それは、ありったけの侮蔑の言葉だった。
確かにプラムは、空達を出し抜こうとする度失敗し、それどころか利用すらされている。
だが、それは単なる前例────前回勝てたからという理由で、今回も勝てると舐めてかかるには、プラムというゲーマーは危険すぎる。
そんな事さえ忘れたか、()()()と────
かつての空のアドバイスを踏みにじるように、プラ
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