第41話 (第一部終了)
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含めた”全て”や結社にいた時に知った妾も知らぬ”裏の事情”を現代の”灰”の小僧――――――いや、メンフィル・クロスベル連合に話したのか!?」
リィンの指摘を聞いたガイウスが不思議そうな表情をしている中事情を察したローゼリアは血相を変えてリアンヌに問いかけた。
「――――――今の私は貴女が知る”リアンヌ”ではありません、”ローゼリア殿”。”我が名はリアンヌ・ルーハンス・サンドロット。”かつて軍神に破門され、リウイ陛下とイリーナ皇妃陛下が目指す理想に共感し、お二人に忠誠を誓ったメンフィル帝国近衛騎士団長シルフィア・ルーハンスの転生者です。」
「リア…………ンヌ…………」
「…………どうやら貴女はイリーナ皇妃陛下と同じような状況になったみたいだね、シルフィアさん…………」
「フフ、一体いつからアリアンロードから今の貴女に代わったのかしら?――――――いえ、もしくは”盟主の誘いを受けて既に代わっていて、盟主や結社を裏切る事を前提に結社に所属していたのかしら?”」
リアンヌの答えを聞いたローゼリアは愕然とし、オリヴァルト皇子は複雑そうな表情で呟き、クロチルダは寂しげな笑みを浮かべてリアンヌを見つめた。
「オリヴァルト殿下達から聞いた今の聖女リアンヌの状況を知った時に想定はしていましたが…………リィン君はそれらを知ってもなお、メンフィル帝国軍の一員としてエレボニア帝国と戦闘に参加するつもりなのですか?」
「――――――むしろ真実を知ったからこそ、メンフィル帝国軍の一員としてエレボニア帝国と戦わなければ、トールズ時代にお世話になったエレボニアを救う事はできないと判断しました。」
「な…………」
「それは一体どういう事なのだ、リィン!?」
複雑そうな表情を浮かべたトマスの問いかけに対して答えたリィンの答えを聞いたアリサ達がそれぞれ血相を変えている中サラは絶句し、ラウラは真剣な表情で問いかけた。
「――――――簡単な話です。メンフィル・クロスベル連合は”エレボニアの全ての元凶たる呪いを滅する手段”がありますし、エレボニアを含めた西ゼムリアの”激動の時代”を終わらせる為には”呪い”を利用しようとしているオズボーン宰相達も滅する事が必要であり、それができるのはメンフィル・クロスベル連合だけであるとリィンさんは理解しているからです。」
「何ですって!?」
「バカな…………!?それは遥か昔の”魔女”や”地精”、そして聖獣達も成し遂げる事ができなかったのじゃぞ!?その”呪い”をどうやって滅するつもりなのじゃ!?」
リィンの代わりに答えたプリネの答えを聞いたクロチルダとローゼリアはそれぞれ驚きの声を上げ
「フッ、今回の戦争…………”セリカ・シルフィルもメンフィル・クロスベル連合の協力者の一人である”と言えば、
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