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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第41話 (第一部終了)
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リィンはトールズに入学する前から元々メンフィル軍所属で、トールズに入学した理由はそこのアルフィンちゃんの兄貴がリウイ陛下にリィンをトールズに入学させるように頼んでリウイ陛下がそれを承諾してリィンをトールズに入学させたことは知っているだろう?エレボニアとメンフィルが戦争状態に陥ってしまった以上、”メンフィル軍所属のリィンは敵国の士官学院から去ってメンフィル軍に戻る事は当然の流れなんじゃねぇのか?”」
「逆にリィンさん達がZ組――――――エレボニア帝国の士官学院所属であり続ければ、エレボニアの士官学生としてリィンさん達にとっての祖国であるメンフィルに刃を向ける事になり、その事によって最悪の場合リィンさん達はメンフィル帝国に”反逆者”として認定され、リィンさん達はメンフィル帝国に命を狙われ、更にはご家族であるシュバルツァー家の方々もその責任をメンフィル帝国に追及され、リィンさん達共々メンフィル帝国が決めた”処分”を受ける事になる可能性がある事も考えなかったのですか?」
「…………………」
「そ、それは…………」
「確かに私達はエレボニア帝国所属の士官学生です。でも!”Z組”である私達を含めた”紅き翼”に協力するトールズ士官学生達はエレボニアの”第三の風”――――――つまり、”中立の立場”として”革新派”や”貴族派”、どちらにつく事もなく内戦を終結させる方法や内戦に隠されていた”裏の事情”を探り、多くの人々の協力を得て内戦を終結に導きました!だから今回の戦争も私達はメンフィル・クロスベル連合と戦争するつもりでいるオズボーン宰相達やメンフィル・クロスベル連合に協力するヴァイスラント決起軍とも違う方法で戦争を終結させる事や、その為の戦争に隠されている”真実”を探って終結させるつもりです!だから、決して私達はメンフィル・クロスベル連合に”敵”になるつもりはありません!」
フォルデとステラの正論に対して何も反論できないオリヴァルト皇子は辛そうな表情で顔を俯かせ、エマが答えを濁している中アリサは真剣な表情で声を上げて反論した。

「リィン、あんた達がメンフィル帝国にいる間にあたし達はエマ達魔女の一族の”長”やトマス教官――――――”星杯騎士団”、そしてさっきまであった”星杯”で今回の戦争を含めた様々な”裏の事情”を知る事ができたわ。まずはそれを聞いてから、Z組に戻るのか、メンフィル軍に戻るのかを決めなさい!」
「―――サラ教官。まさか、サンドロット卿がメンフィル帝国軍にいると理解していて”俺達が何も知らないと思っていたんですか?”」
サラの説得に対してリィンは静かな表情で指摘し
「”槍の聖女”がメンフィル帝国軍にいる事と、サラ教官が言っていた事とどう関係しているんだ…………?」
「まさかリアンヌ…………お主、妾がお主やドライケルスに教えた”呪い”の事を
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