第41話 (第一部終了)
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ベルやさっきの戦いの事も気にしていないから”Z組”に戻ってきて。」
「アルフィン…………メンフィル帝国の君に対する”処罰”を受け入れた件や君がメンフィル帝国軍に所属した件もそうだが、リィン君達の件について話し合いの機会を私達にくれないか?」
「継母上…………クルト…………二人や父上、そしてリィン達の判断は本当に正しいかどうかを見つめなおす機会を設けてもらえないか?」
「ミュゼ君…………君が父上を排除しようとしている件も含めて”色々と”話がしたい。昔の好に免じて少しだけ私達に時間をくれないか?」
アリサとフィーはセレーネにリィンに思い留まらせるように嘆願し、オリヴァルト皇子、ミュラー、アンゼリカはそれぞれ家族や旧知の仲の人物達を説得しようとした。
「…………申し訳ございません、アリサさん、フィーさん…………私はリィンお兄様の”パートナードラゴン”。リィンお兄様と”契約”を交わしているメサイアさん達のように、私が最も優先し、支えるべき相手はリィンお兄様。そしてどんな辛い道であろうと、その道に進む事を決められたリィンお兄様の”支え”となるのが”リィンお兄様のパートナードラゴンである私の役目”ですわ…………ごめんなさい…………短い間でしたが、皆さんとの学生生活は貴重な経験になり、とても幸せな日々でしたわ…………」
「セレーネ…………」
しかしセレーネは辛そうな表情でアリサとフィーの嘆願には応えられない事を伝えた後一筋の涙を流してアリサ達に謝罪し、その様子をツーヤは辛そうな表情で見守り
「お兄様――――――いえ、”オリヴァルト皇子殿下”。女学院の学生寮に残していた手紙にも書いてありましたように、メンフィル帝国との戦争勃発の元凶の一人となった愚かな皇女であるわたくしにはもはや”エレボニア皇女の資格はございません。”メンフィル帝国領である”温泉郷ユミル”が襲撃される元凶の一人としてメンフィル帝国に…………大恩あるシュバルツァー家の方々に”償い”をする為にもわたくしはメンフィル帝国が求める処罰を受けました。そしてかつて”エレボニア皇女であった者としての最後の責任を果たす為”にも、エレボニアを存続させる為に敢えてメンフィル帝国軍に所属したリィンさん達のようにわたくしもエレボニア帝国と戦うと決めた以上、その申し出には応じられませんわ。」
「皇女殿下…………――――――兄上。例え皇女殿下の御身をお守りする為とは言え、皇帝陛下達に…………祖国エレボニアに刃を向ける事は義に反しているでしょう。――――――ですが例え未熟者の身であろうと僕は代々皇家の守護職を務めてきた”ヴァンダール”の一員です。アルフィン皇女殿下が祖国エレボニアの為にもたったお一人で身分を含めた”全て”を捨てられ、更にはメンフィル帝国軍につくと決められた以上、僕は”ヴ
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