第40話
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〜カレル離宮近辺〜
「な…………に…………?」
「高所からの狙撃!?」
「お前達との戦いで俺達の注意が完全にお前達に逸れている所に予め潜ませていた狙撃手による狙撃が”本命”か…………ったく、少し見ない内に随分と容赦ない性格になったようだな、シュバルツァーは。」
「何か勘違いしているようですが…………”今回の作戦の本命はNo.Tの抹殺ですから、本命はまだ終わっていませんわよ。”」
ステラの狙撃によって額を撃ち抜かれたガレスは呆然とし、それを見たクレア少佐は驚いた後ステラがいる高所に視線を向け、真剣な表情で推測をしたレクター少佐は溜息を吐いた後苦笑しながらリィンに視線を向け、レクター少佐の言葉に対してデュバリィは静かな表情で反論し
「フム、それにしても10代であれ程の狙撃ができるとは。もしかすれば、狙撃の腕前に限ればお前ともいい勝負をするのではないか?」
「フフッ、機会があればどちらが早く標的を討てるかの勝負をしてみたいものね。」
感心した様子でステラがいる高所に視線を向けたアイネスの言葉に続くようにエンネアは興味ありげな表情を浮かべて答えた。
「まさか…………”閃撃”であるこの俺が…………狙撃で討たれる…………とは…………シャーリィ様…………申し訳…………ございま…………」
「ガレス…………」
「…………もしかしてミュゼ君のさっきの狙撃は今の狙撃を成功させる為の”囮”かい?」
「ふふっ、さすがはアンゼリカお姉様。この場には”猟兵王”を始めとした相当な使い手が揃っていますからね。”本命の狙撃”に気づかれないようにダメ元のサポートをしてみましたけど、”猟兵王”達も戦闘で疲弊していたお陰で成功しましたわ♪」
額を撃ち抜かれた事で自分が”死”に近づいている事を悟ったガレスは悔しそうな表情を浮かべて絶命し、ガレスの様子をシャーリィは静かな表情で見つめ、ミュゼの行動を察したアンゼリカは複雑そうな表情でミュゼに問いかけ、問いかけられたミュゼは小悪魔な笑みを浮かべて答えた。
「ったく、この俺まで騙すなんざとんでもない嬢ちゃんだぜ…………」
「まさか狙撃手の名手であった”閃撃”が狙撃で討たれるとはな…………」
「クソッ、狙撃手まで用意しているとか、内戦の時とは比べ物にならないくらい容赦がなくなったようやな、坊…………!」
アンゼリカの問いかけに答えたミュゼの答えを聞いたルトガーは苦笑し、ガレスの”死”を見たレオニダスは重々しい様子を纏って呟き、ゼノは唇を噛み締めてリィンを睨んだ。
「フフッ、そっちも余所見している暇はあるのかな?”戦いはまだ続いているよ?”」
「!!」
「チィ…………ッ!」
するとその時フルーレティが転位魔術でレオニダスとゼノに奇襲し、フルーレティ
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