第40話
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戦うと確信している様子だったね…………」
「父様…………」
「今はそんな事を気にしている暇はないわ!あんなものをほおっておいたら、それこそ900年前のように帝都は”死都”と化するわよ!?」
「――――――”君達の今の立場上”、君達が私達と共に戦う事は正直言ってあまりよくない事かもしれないが、帝都にいる民達の為…………そして父上達の為にも協力してくれないか、リィン君、アルフィン。――――――どうか、この通りだ。」
「お兄様…………」
アルベリヒ達が消えた後ユーシスは厳しい表情で声を上げ、アンゼリカは複雑そうな表情を浮かべて辛そうな表情で肩を落としているアリサに視線を向け、サラはアリサ達に警告し、オリヴァルト皇子は真剣な表情でリィン達を見つめた後頭を下げて協力の嘆願をし、それを見ていたアルフィンは複雑そうな表情を浮かべた。するとその時通信の音が鳴り始め、音に気づいたリィンは自身のENIGMAで通信を開始した。
「――――――こちらシュバルツァー。…………――――――!了解しました。――――――エリゼ、エリス、サンドロット卿。リフィア殿下よりせっかくの機会の為、”ヴァリマール達の力”を存分に奮って目の前の竜を滅せよとの事です!」
「「はいっ!」」
「いいでしょう。」
通信を終えたリィンの言葉にエリゼとエリス、リアンヌはそれぞれ力強く頷き、それぞれ”騎神”を呼ぶ態勢に入り
「へ。」
「エ、エリゼちゃん達までリィンみたいにヴァリマールを呼ぶみたいな動作をしているって事は…………!?」
「まさか…………エリゼさん達まで起動者になったのですか!?」
「………………………………」
その様子を見たアリサは呆けた声を出し、エリオットとエマは信じられない表情で声を上げ、セリーヌが驚愕の表情を浮かべてリィン達を見つめたその時!
「来い――――――”灰の騎神”ヴァリマール!!」
「来て――――――”白の神機”ヴァイスリッター!!」
「応えて―――――”金の騎神”エル・プラドー!!」
「顕現せよ――――”銀の騎神”アルグレオン!!」
リィン達はそれぞれ心強き相棒の名を呼んだ!
〜メンフィル帝国軍・ヴァリアント・格納庫〜
「「「「応――――――ッ!!」」」」
リィン達の呼びかけに答えたヴァリマール達はそれぞれ格納庫から外に向かって飛び上がってリィン達の元へと向かい始めた。
〜カレル離宮近辺〜
それぞれの起動者の元に着地したヴァリマール達はリィン達を操縦席の中へと入れ
「なあああああああああっ!?」
「エリゼ達まで”騎神”を呼んで”騎神”の中に…………」
「しかも”金”まで既に目覚めていた上、その”起動者”が”灰”の”起動者”の妹とはの…………(あの小娘め……
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