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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第40話
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わかったわ!」
魔神と化したマクバーンを見たエリオットとクルトは仲間達がそれぞれ驚いている中それぞれ思わず呆けた声を出し、周囲の空間の異変に気づいたアイドスとフィアはそれぞれ結界を展開して仲間達を守り、リィンの指示を受けたベルフェゴールは転位魔術でステラの元に転位した後ステラと共にリィン達の元に転位した。

「やれやれ…………まさか灰のお兄さん達が彼を此処まで追い詰めるなんて想定外過ぎる…………というかこのままだと僕達も不味いな。」
「またしても想定外(イレギュラー)を起こしてくれたな、忌々しき灰の起動者(ライザー)が…………!――――――魔女の”長”に”深淵”、そして”守護騎士”よ。今この場で世界を終わらせる事は双方にとって防ぐべきことなのでは?」
一方カンパネルラは溜息を吐き、アルベリヒはリィンを睨んだ後ローゼリア達に協力を要請し
「フン、貴様にだけは言われる筋合いはない――――――が、今この時だけ手を貸してやる。」
「フウ…………仕方ないわね。」
「止むを得ない状況ですからね。」
アルベリヒの要請にそれぞれ不本意な様子を見せながらも答えた三人はカンパネルラとアルベリヒと共に五重の結界を展開し、五人が協力して展開した結界によって”魔神化”したマクバーンの顕現の影響で破壊されかけようとしていた空間の異状は防がれた。

「クク…………これだこれ。ずいぶん懐かしいっつーか…………”まだ”記憶は戻らねぇか…………ま、想定の範囲内だな。”鉄血”か”嵐の剣神”に相手してもらおうと思ったがこの際、お前らで構わねぇ。全員纏めてかかってこいやぁっ!!」
「…………言ったはずだ。今回の作戦でアンタを”必ず討つ”とな。そしてサンドロット卿の情報提供で”アンタの正体も予めわかっていた”にも関わらず、メンフィル・クロスベル連合(俺達)が何の対策も取らずに今回の作戦を実行したと思っているのか?」
好戦的な笑みを浮かべてリィン達に戦闘の再開を促したマクバーンに対してリィンは落ち着いた様子で答えた後神剣をマクバーンに向けて宣言し
「クク、だったらその”対抗策”とやらが”遠慮なしの俺”相手に通じるか試してみろやぁっ!ジリオン――――――ハザードッ!!」
そしてリィンの宣言に対して不敵な笑みを浮かべたマクバーンが両手に凝縮した巨大な大火球をリィン達に放ったその時!
「頼む、アイドス!」
「ええ、任せて!星芒よ!我が呼びかけに応え、今こそ我等を護りたまえ!オリンポスの星護壁!!」
リィンの呼びかけに力強く頷いたアイドスが大結界を展開してマクバーンのSクラフトを完全に防いだ。

「セレーネ、ベルフェゴール、メサイア!」
「はい、お兄様!お願いします、お姉様!ハァァァァァァ…………グオオオオオオオオ――――――ッ!!」
「いいよ、セレーネ!ハァァ
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