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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第40話
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「ああ…………本来なら”オブサーバー”である俺達は今回の件に手出しする権利はないし、そのつもりもなかったんだが…………」
「どうやら俺達もお前達の話にあった”準起動者”とやらになっちまったみたいなんだよな。」
「アハハ…………あたし達のENIGMAが光った時は最初は何が起こったのかとみんな驚いていましたけどね…………」
ブリッジで仲間達と共に状況を見守っていたロイドは静かな表情で、ランディ、ノエルはそれぞれ苦笑しながらリィンの疑問に対して答え
「そしてそれを知ったリフィア殿下が『騎神に関連するデータ収集の一環』として、私達にも貴方達に”準起動者”としてサポートする”緊急支援要請”を出されて、それを私達が承諾したのよ。」
「リィンさん達にはクロスベルでの迎撃戦でお世話にもなったのですから、微力ではありますがお手伝いさせてください!」
「導力通信を介してのわたし達のEXアーツの発動のサポートも存分に使ってください!」
ロイド達に続くようにエリィ、ユウナも答え、ティオは端末がある席に座って端末を操作しながらリィンに通信をしていた。
「それとちょうどいい機会ですので、私達が改造・開発したヴァリマール達の武装のデータも取らせてもらいます!」
「勿論そのデータは今後のヴァリマール達の武装強化の参考にさせてもらうから、頑張ってね〜!」
「ロイドさん達のように私達も”準起動者”に選ばれたようですので、当然私達のEXアーツも存分に活用してください!」
セティ達もティオのようにそれぞれ端末の前に座って端末を操作しながらリィンに通信をしていた。


〜カレル離宮近辺〜


「みんな…………ありがとう―――――エリス!エリスにとっては騎神を操縦する初めての実戦になるのだから、決して無理はしないでくれ!」
ロイド達の申し出に感謝したリィンは通信でエリスに忠告し
「いつも無茶ばかりしている兄様にだけはエリスも言われたくないと思うのですが…………――――――それはともかく、幾ら”騎神”としての性能はヴァリマールよりは上とは言え、過信は禁物よ、エリス。」
「相手は900年前帝都(ヘイムダル)を”死都”へと変えた元凶…………決して油断はしないように。」
「はい…………!」
リィンに続くようにエリゼとリアンヌもそれぞれエリスに忠告し、三人の忠告にエリスは力強く頷いた。
「――――――これより暗黒竜の討伐を開始する。行くぞっ、みんな!!」
「「はいっ!!」」
「承知!!」
そしてリィンは号令をかけ、リィンの号令に力強く頷いたエリゼ達はリィンと共にそれぞれの機体を操縦して暗黒竜との戦闘を開始した――――――!

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