第40話
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に…………」
「――――――?」
「感じますわ…………リィンさんやエリス達を。」
ミュゼとクルトはそれぞれのENIGMAから放たれている光を不思議そうな表情で見つめ、アルティナは説明をした後クラウ=ソラスと共に困惑し、アルフィンは静かな表情で呟いた。
「……………………」
「えええええええええっ!?な、何でアルフィン殿下達が”準起動者”に…………!?」
「対して我らのARCUSは以前の時と違って何の反応もしないな…………」
「いいんちょは何かわからないの?」
「…………それは…………」
(アイツ…………”本気でZ組と決別するつもり”なの…………?)
一方新たな騎神や”準起動者”の登場という驚きの連続によってアリサは口をパクパクさせ、エリオットは驚きの声を上げ、ラウラは戸惑いの表情で自身のARCUSに視線を向け、フィーに訊ねられたエマが複雑そうな表情で答えを濁している中、エマ同様原因が推測できていたセリーヌは複雑そうな表情でヴァリマール達を見つめ
「以前は”準起動者”だったZ組のARCUSが無反応で今は俺達に反応しているって事を考えるとやっぱ”起動者”であるリィンの精神状態とかに関係しているのかねぇ?」
「…………そうですね。現状を考えるとその可能性は高そうですね。そしてそれは同時にZ組の方々にとっては残酷な事実にもなるでしょうね。」
アリサ達の様子を見て溜息を吐いたフォルデの推測に頷いたステラは静かな表情でアリサ達を見つめた。そしてヴァリマール達はそれぞれの武装を構え、それを見て何かに気づいたアリサ達は血相を変えた。
「き、気のせいかな…………?ヴァリマールの”太刀”が以前の”太刀”とは違うように見えるんだけど…………」
「気のせいなんかじゃないわ。ヴァリマールの”太刀”もそうだけど、他の”騎神”が持っている武装も全て”ゼムリアストーン製の武装以上の霊力を感じるわ。”それを考えるとあれらの武装は”ゼムリアストーン以上の力を秘める何らかの鉱石”を利用して作ったんでしょうけど、一体どんな鉱石を誰がどうやって…………」
トワの疑問に対してセリーヌが目を細めて答えかけたその時
「――――――聞こえるか、リィン!?」
「この声は確か…………」
「”特務支援課”のリーダー――――――ロイド・バニングスか…………!?」
ロイドの声が辺りに響き渡り、声に聞き覚えがあるオリヴァルト皇子は目を丸くし、ミュラーは驚きの表情を浮かべた。
〜メンフィル帝国軍・ヴァリアント・ブリッジ〜
「ロイド!?ヴァイスハイト陛下からの”緊急支援要請”で今回の作戦を見守るクロスベルの”オブサーバー”として”ヴァリアント”に乗船している話は聞いてはいたけど、こんな時に連絡するなんてどうしたんだ?」
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