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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第40話
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……”金”の件も知っていて、妾には黙っておったな…………!)」
「一体どういう事!?エリスが”金”に”選ばれた”事もそうだけど、どうして”神機”アイオーンに”意志”がある上”騎神”のように起動者(ライザー)まで存在しているの!?」
「ハアッ!?って事はあの白い機体は帝国軍を壊滅に追いやった例の”神機”だっていうの!?」
「ワジからの報告でエリゼ君が”神機”の”起動者”になった事は聞いてはいましたが、まさかエリス君まで未だ判明していなかった残り一体の”金”の”起動者(ライザー)”に選ばれていたとは…………」
「………まさか兄妹揃って起動者(ライザー)になるなんてね。史上初の出来事なんじゃないかしら。」
その様子を見ていたマキアスは驚きの声を上げ、ガイウスは呆け、ローゼリアは重々しい様子を纏って呟いた後ある人物を思い浮かべて苦々しい表情を浮かべ、困惑の表情を浮かべて声を上げたクロチルダの話を聞いたサラは信じられない表情で声を上げ、トマスとセリーヌは複雑そうな表情でヴァリマール達を見つめた。

「あ、あれらが伝承で出てきて内戦でも貴族連合軍との戦いで活躍した”巨いなる騎士”――――――”騎神”…………」
「そしてメンフィル帝国がそのような凄まじい存在を4体も保有しているという事ですか…………」
「ふふっ……選ばれし者の(はたらき)ですわね。」
一方初めて見るヴァリマール達にクルトも驚き、オリエは静かな表情で呟き、ミュゼは興味ありげな表情を浮かべていた。するとその時セレーネ達のENIGMAに加えてデュバリィ達とプリネ達のENIGMAが光を放ち始めた!

「ん?何これ。」
「こ、これはもしかして…………」
「戦術リンクを介した”騎神”や”起動者”との繋がりか。」
「セレーネから話には聞いていましたけど、どうしてあたし達まで”準起動者”に…………」
それぞれのENIGMAが放ち始めた光に気づいたエヴリーヌは首を傾げ、ある事を察したプリネは驚き、レーヴェは静かな表情で呟き、ツーヤは困惑の表情を浮かべ
「それはこっちのセリフでもありますわよ!?」
「ふふっ、”灰色の騎士”達と色々と縁があるデュバリィはまだわかるけど、まさか私達まで”準起動者”になるなんてね。」
「フム、これも女神(エイドス)の導きかもしれぬな。」
ツーヤの言葉を聞いたデュバリィはセレーネ達やプリネ達同様光を放ち始めているENIGMAを見て混乱した様子で指摘し、エンネアは苦笑し、アイネスは興味ありげな表情を浮かべていた。

「あら…………?」
「こ、この光の正体は一体…………」
「内戦時ヴァリマールがARCUSの”戦術リンク”を介した”準起動者”達による援護機能ですが…………確か、この機能は”Z組”しか機能しないはずだったのに何故わたし達まで”準起動者”
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