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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
王家の秘宝
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気で触れるの?俺、ヤダなぁ…》

「おぉぉぉ!見てみぃ!ごっついお宝を抱えてるでコイツ!」
そう言うとミイラが抱き抱えていた『黄金の爪』をリュカ達に見せつけはしゃぎ出す。
すると何処からともなく不思議な声が聞こえてきた。
『黄金の爪を奪う者に災いあれ!!』

「な、何や!?何処から聞こえんの!?」
みんなが周囲を見回していると、突然石棺の中のミイラがエコナの腕を掴んできた!
「ぎゃー!!!」
慌てたエコナはミイラの手をがむしゃらに払いのけ、半泣きでリュカの後ろに隠れる。
しかしミイラは執拗にエコナを追いかけてきた!

「ふん!」
しかしリュカが鋼の剣で細切れにし、ミイラはその場に崩れ去る。
「何でウチを狙うねん!絶世の美少女やからか?」
「………その黄金の爪が目当てじゃないの?返したら?」
「何言うてんねん!ピラミッド内で見つけたアイテムは、ウチ等の自由にしてええねん!女王様のお許しがあったやん!だからこのお宝は、ウチのや!」
どうやらエコナは黄金の爪を手放すつもりは無い様だ。

(ゴソゴソ………)
「ん!?」
行き止まりであるはずの石棺の部屋の奥から、何やら蠢く影が………
「な、何でしょうか?」
奥から現れたのは、火炎ムカデや大王ガマといったモンスター達だった!
しかも途方もない数が…

「げ!!さすがにヤバいって!逃げるぞ!」
リュカ達は一斉に元来た道を走り出す!
しかし前からもミイラ男やマミーが大量に襲いかかってくる!
「くっそ!」
前方から襲い来る敵をリュカが薙ぎ払い、後方から追い縋る敵をエコナとハツキが連携して撃退する!
ウルフは気絶しているアルルを背負い、敵の攻撃を避けまくる!心なしか動きがリュカに似てきた様な………

「なぁ、エコナ!」
「な、何やぁ!」
「コイツ等の目当てって、その黄金の爪じゃね?捨てちゃえよそんなの!」
「イヤや!!!!これはウチんや!」
その間もモンスターは絶え間なく襲いかかってくる!

さすがにエコナとハツキは押され気味だ…しかしリュカには疲れが見えない!
既に100体以上ものモンスターを倒してるのに、顔色も変えずに前方の敵を倒し進み続けてる!
刃こぼれの生じてしまった鋼の剣をアルルに返し、ドラゴンの杖でミイラ男やマミーを倒しまくる!
後方からの敵に押し潰されないでいるのは、リュカが前方の敵を駆逐し、逃げ道を作り出しているお陰である。
「おい!逃げ道は僕が作るから、遅れるなよ!」
ウルフ達は必死でリュカについて行く!




<イシス>

「…うっ…こ、ここは…?」
イシスの宿屋でアルルは目を覚ました。
「おはよ。足の具合はどう?」
リュカは優しくアルルの足を気遣う。

アルルは慌てて折れてた足を触り確認する
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