第一章
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政策
立憲社会党は日本最大の野党である、衆議院でも参議院でも与党である民主自由党に継いで多くの議員を擁している。
だがこの政党の者達は今悩んでいた、その悩みはというと。
「支持が伸びないな」
「むしろ下がってばかりだ」
「地方選挙も負けが込んでいる」
「地方議員の数が減ってきている」
「今度の衆院選や参院選大丈夫か?」
「惨敗するんじゃないのか?」
支持率そして選挙のことだった、政党政治において最も重要なもののうちの二つについて思うのだった。
「何とか支持率上げたいな」
「また与党になる為にもな」
「このままでは政権交代どころかな」
「議席がどれだけ減るか」
「想像するだけで怖いな」
「一体どうなるか」
「どうして支持されないんだ」
こうした言葉も出た。
「我々が支持されない理由は何故だ」
「それだ、与党への反発は大きい筈だ」
「我々は与党で何かあったら常に責任の追及をしているぞ」
「盛智学園のこともな」
「そして獣医大の件もだ」
「全部そうしているが」
「残念ながら内閣を倒せなかったが」
そこまで至れなく今も内閣はそのままだ。
「疑惑があるのにな、与党には」
「閣僚の失言もある」
「その都度地球しているというのに」
「何故支持率は上がらない」
「むしろ与党の支持率が上がっているぞ」
「こんな不思議なことがあるのか」
彼等は首を傾げさせるばかりだった、だが。
その彼等を見てだ、若者達は言うのだった。
「立憲社会党に票は入れたくないな」
「間違ってもな」
「政権取った時酷かったらな」
「悪夢みたいな政権だったな」
「だよな、阿辺さんも言ってたけれどな」
総理大臣であるう彼もというのだ。
「本当に悪夢みたいだったな」
「無能過ぎたな」
「何も出来なかったからな」
「俺鈴木啓示の時の近鉄みたいになるって思ってたけれどな」
ある旧近鉄ファンがここでこう言った。
「もっと酷かったぜ」
「あれよりだよな」
「草魂暗黒時代以上だったな」
「まだ鈴木はチームへの愛情あったからな」
「あの連中自分のことしかなかったからな」
「自分のことしか考えてない連中だったからな」
「日本への愛情なかったしな」
このことがはっきりわかったというのだ、彼等が政権だった頃に。
「本当にな」
「酷い政権だったな」
「景気はどんどん悪化したしな」
「何があっても状況を注視するでな」
「事態を見守るもあったぜ」
経済政策の無策さも指摘された。
「外交も駄目でな」
「ああ、素人以下の外交だったな」
「あと宮崎の牛の時でもな」
「垢末そんな時に外遊行ったしな」
当時の農林水産大臣だ、立憲社会党の重鎮の一人である。
「それでさ
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