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この素晴らしい世界に文明の鉄槌を! -PUNISHMENT BY SHOVEL ON THIS WONDERFUL WORLD!-
十丁
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が切り飛ばされた。

ゆんゆんが落ちる。

が、今度はテレポートで帰ったっぽい。

「さすがにやりすぎたかな……ん?」

左手が濡れていた。

臭ってみる。

あ(察し)。

そら怒るわぁ……。

取り敢えずゲートで腕を回収してくっつける。

「帰りたくねぇ……。絶対リーアに怒られる…」

取り敢えず一人でアルカンレティア行ってテレポートポイント設定するか……。








翌日。

ゆんゆん、めぐみん、こめっこ、リーア、フェイベルを連れてアルカンレティアにテレポートした。

昨日からフェイベルとこめっこ以外の視線が痛い。

なおリーアは肉体(木体?)を維持する養分の殆どをフルーツに充填して手のひらサイズになっている。

今はフェイベルの頭の上にいる。

「この後どうする? アルカンレティア来たしどっか温泉探す?」

「そうですね。それがいいと思いますよ」

「ちゃんと男女別だからね!」

「いやお前らの裸とか興味ねぇし」

「「はぁ!?」」

喧しいアクシズ教徒の布教をかわしながら有名な温泉へ向かった。

「ははっ! 予想はしてたが…」

目の前には日本風の温泉旅館。

恐らくは転生者がつくったものだろう。

暖簾を潜ると、カウンターが置いてある。

そこに座っているのは、30過ぎのエロい女将だった。

「こんにちは。やってますか?」

「ええ、やってるわよ」

にこやかな女将に料金を払う。

「所でこの温泉はどなたが作ったのですか?
私の故郷の建築様式に似ている物でして」

「ああ、ここは私のお祖父様が作ったらしいわ。
なんでもお祖父様は異世界から来た人らしくてねぇ」

そう言いながら、女将がカウンターの奥に置いてある物を指した。

「こういう武器で戦ってた騎士らしいんだけど……」

棒状で、片側だけが緩やかにカーブしたデザイン。

「たっ!? 種子島銃だとぉ!?」

そこにあったのは種子島銃、もしくは火縄銃と呼ばれる物だった。

「にゃんにゃん、あれが何か知ってるの?」

と後ろに立っていたゆんゆんに聞かれた。

「ああ。あれは火縄銃っていう武器だ。魔法が存在しない異世界で矢より速く矢より遠くから敵を狙い撃つ武器だ」

「いせかい?」

とゆんゆんが首を傾げる。

そういえばゆんゆんには話していなかった。

「後で話すさ。あれは銃と呼ばれる武器の中でも比較的原始的な物さ。
あれを発展させたものは一秒に数百から数千の鉄の礫を吐き出す。
何もせずに食らえば血飛沫しか残らない」

「へー。それは私の爆裂魔法より凄いんですか?」

「いや、あくまでも点だし面
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