エテーネ村の話その1
[1/2]
[1]次 最後 [2]次話
ここは、レンダーシアの中心にある島にある村エテーネ村。この村は長老であるアバの結界によって、魔物に襲われずにいた。.......あの日までは
カズマ「ぐー.....ぐー.......アバ様......なんで俺だけ......」
この青年の名はカズマ。エテーネ村の戦士である。
その時ドカーン!と何かが爆発した音がした。
カズマ「!?」
カズマはその衝撃で目が覚めたのだった
【一馬視点】
なんだなんだ、今の爆発は。せっかくいいところで目が覚めちまった。俺が見た夢は、妹のリンがアバ様と一緒にカメ様に乗っていたんだ。リンが俺を乗せようとしたのだが、アバ様に
止められた。なんでかって質問すると、オレはそこで目が覚めた。しっかしこの爆発....まさかリン奴め....
タララ「リンーーーー!!!」
タララさんの声がよく聞こえる。親父とお袋が行方不明になってから、あのひとが親代わりみたいなもんだ。ま、俺とリンの二人暮らしだけどな
クララ「やっぱりダメだったじゃないか!どうしてくれるんだい!!」
リン「え〜ん.......ごめんなさい〜!!」
タララ「ああぁ......今年最後のハツラツ豆がぁ.......」
あの馬鹿が!ハツラツ豆はアバ様の大好物の豆だ。それをダメにするとは.....あいつめ.........
タララ「まったく!リンは逃げ足だけは速いんだから。カズマ!カズマ!いないのかい?」
カズマ「あ、おはようクララさん」
タララ「おや、まだ寝てたのかい?あんたにしちゃ珍しいね」
俺がまだ寝てたのがそんなに珍しいのか?まぁいい。あ!そうだ夢の事を話してみよう
カズマ「あークララさん?実は俺、変な夢を見ましてね。リンとアバ様がカメ様に乗ってる夢を見たんですよ」
タララ「いやだよ。そんなことあるはずがないじゃないか」
だろうね。カメ様は普段眠ってるからね
タララ「そうだ!それより聞いておくれよ!そのリンがね!」
カズマ「あいつ、またなんかやらかしたんでしょ?」
タララ「そうなんだよ。錬金術でハツラツ豆を10倍に増やすって言ったのに失敗して、全部灰にしちゃったんだよ!」
タララさんは、さっきまでハツラツ豆だったであろう灰を見せてくれた
カズマ「あちゃー......」
タララ「今年最後のハツラツ豆を.......。アバ様がとーっても楽しみにしていらっしゃったのに酷いだろ?あんたの妹の失敗なんだから、代わりにアバ様に謝ってきておくれ。」
カズマ「はいー」
そう言ってタララさんは帰っていった。さてと、行きますか。そして、俺は飯を作って食って家の外へと出た。
カズマ「さてと、行きますか」
俺はアバ様の家に向
[1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ