王家の墓
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心配しないでも大丈夫だから。………ベホイミ………ほら」
傷口の塞がった左腕を見せるリュカ。
そんなリュカに抱き付き、泣きながら謝るエコナ。
「ごめんなさい!リュカはんが注意してくれたんに…ウチ…ウチ…」
「うん。これに懲りたのなら、宝箱を開ける時は注意して開けようね。一人で先走らない事!」
エコナの頭を優しく撫で、隊列を乱さぬ様注意を促す。
「でも何で危険だって分かったの?」
ウルフがリュカに疑問をぶつける。
「うん。見てごらん…此処の宝箱の周りには、人骨が沢山落ちてるだろ。他の宝箱の周りには無かったのに…だから、此処で死ぬ人が多かったんだと思ってね…案の定、こんな事になったけどね」
「さすがリュカさん!凄いです!格好いいです!」
ハツキがリュカに抱き付き、褒め称えてる!
「そう言う状況の変化を、見逃さない事が重要なんだね!」
ウルフも瞳を輝かせ、リュカを師と仰ぐ!
「そうだぞウルフ!常日頃から変化に気付ける様にするんだ!」
「はい!」
「特に女の子は直ぐ髪型とかを変えるからね…変化に素早く気付き、褒めちぎるんだ!そう言う細かい事に気付く男はもてる!」
「はい!!」
最早、旅の仲間というより、師匠と弟子の関係になりつつある。
ウルフの未来はある意味明るい!
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