17 再びの暗躍
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
大野、杉山、ブー太郎、そしてまる子の四人で構成される組織「次郎長」は秘密基地に行く事を考えていた。
「今日、秘密基地行ってみよーぜ」
「そうですね、ブー!」
皆は放課後!高台に造った秘密基地へと向かった。基地に上がると一通の手紙が置かれていた。
「何だ?」
大野は手紙を読んでみる。内容はこう書かれていた。
「次郎長」の皆
今日、ウチのすみ子の様子がとてもおかしかった。とても胸騒ぎがすると言っていた。もしかしたら清水に恐ろしい敵が来た可能性がある。俺達はまた明日、基地に来る。もしそっちにも何か変な事があったり起きたりしたら教えてくれ。
「義元」の山口
「すみ子ちゃんってあの子かあ〜」
「ああ、俺達ももしかしたらこの石を使う事になるかもしれないな」
「オイラもやな感じがするブー・・・」
四人は基地に入り、清水の景色を見た。この景色が失われる恐れができてしまうとなると彼らも落ち着かなくなってしまった。
(前に山田の家で戦ったアレクサンドルとアンナって奴みたいなのが来ているのか・・・?)
杉山は自分に恋する女子の家での戦いを思い出し、まさかと思った。もしかしたらまたその女子を殺害する事を目的とした奴なのかと・・・。
(『アイツ』の事がどうしても気になるな・・・)
「杉山、どうかしたのか?考え事か?」
大野に聞かれて杉山は我に返った。
「あ、その・・・。なあ大野、前に山田かよ子の家で戦ったアレクサンドルとアンナの兄妹の事、覚えてるか?」
「ああ、そいつらがどうした?」
「俺はまさかそいつらのように山田を狙う奴が来たんじゃないかと気になったんだ」
「そいつら、誰だブー?」
「前に学校に襲いかかって来た奴等だよ。その時は山田かよ子が追い払ったんだが、その後、山田の家で決闘したんだ。俺と大野もやっつけるのに手伝ってやったんだ」
「ええ、かよちゃんが!?」
「ああ、また山田を狙おうとしている奴が来たんじゃないかって気になってんだ」
「か、かよちゃんが危ない!どうしよう!?」
まる子はその場で慌てた。
「まだそうと決まった訳じゃねえ。山田には俺が言っとくよ」
「杉山君、かっこいい〜。かよちゃんと一緒になりなよお〜」
「おい、からかうなよっ」
長山は家に帰ると小春の看病を行った。
「熱は下がったね」
「うん、おにいちゃん、こはるにまたあじさいをみせて・・・」
「うん、もちろん連れて行くよ」
長山は妹が明日には学校に行ける見込みになって安心した。そして翌日に早速紫陽花を見せてあげようと思った。
大野、杉山、ブー太郎、まる子は秘密基地を後にし、町に戻った。その時、警察やら町の人が集まっていた。
「な、何事だ!?」
「次郎長」の四人は現場に近づいた。その場には木
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ