暁 〜小説投稿サイト〜
ジョジョの奇みょんな幻想郷
第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
30.CとJ二人で一人の
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自分自身。腰のこれがどういうものなのかが二人にはすべてわかっていた。
「やっと終わったか。さっさとこいつを倒すぞ」
 いきなり現れたマゼンタの男の腰には同じくベルトが巻かれていた。
「ああ。さくっと世界救っちまおう!」
『ジクウドライバー!』
 もう一人の男もそれに呼応しドライバーを装着した。
 まったく後からきて勝手に仕切らないでほしいもんだ。丞一も普段ならイラついていただろうが今はありがたいと思っていた。まるで、言っとくけど新しい力に戸惑う時間なんてやらねーよ、と背中を押されているようで。いつもなら理不尽だというだろう。だが今、世界の危機、世界の存亡がかかっているこの場に立つということはそういうことなのだろう。そして、丞一もが今まで指針にし追いかけてきた二人なら同じ立場だったとしても臆さないだろう。そして、
「行きましょう。ジョジョ(相棒)!」
 早苗も決して臆さない。その事実が丞一のわずかな迷いを打ち消す。
「ああ、早苗(相棒)



 
『KAMEN RIDE』
『ジオウ!』
『Cyclone!』
『Joker!』


新しい力。どんなものかはわからない。だが、なるようにはなる。いつもそうやってやって来た。そして今、早苗もいる。なんか知らないが行ける気がする!丞一の不敵な笑みはこんな世界終末期でも消えることはなかった。そして、己を奮い立たせ、闘志を解き放つ!


「「「「変身!」」」」

『Decade!』
『ライダータイム!カメンライダー!ジオウ!』
『Cyclone!Joker!』


その新たな姿に西行妖を足止めしていた咲夜や魔理沙、霊夢や紫すらも目を奪われていた。
「え?何なんだぜ?あれ?前見たのと違うんだけど?なんか半分こだし。早苗も脇で気絶してるし……ハッ!」




「祝え!」
 



「以心伝心!幻想郷の平穏を守る二人で一人の仮面ライダー!その名も『仮面ライダーW』!一つの物語が始動した瞬間である!」
魔理沙は思い出していた。そう、いつかの雪合戦の時のことを。

『私たちは二人では一人の風祝ですよ?』
『半分力貸せよ。相棒』


「あれ伏線かよ!?」

 マゼンタの男――ディケイドとか言ってたな。ベルトが――冷ややかな目を仮面越しに見ているのを気にせず。丞一もそして丞一の中に何故かいる早苗も、感慨を受けていた。
「二人で一人…………」
『W、ですか……』
「『いい!すごくいい!!』」
 この二人、そういう二つ名的な奴大好きなのである。
「そう!俺たちは仮面ライダーW――――――――――さあ、お前の罪を数えろ!」
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