暁 〜小説投稿サイト〜
ジョジョの奇みょんな幻想郷
第一部 ケイオスクルセイダーズ
第二章 春雪異変〜神浄刀矢さんとコラボ企画〜
30.CとJ二人で一人の
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
り下ろしにもかかわらず凄まじい威力で二人を吹き飛ばした。
「おい。やられっぱなしだが?すでに万策尽きていたか?」
「いきなり出てきてはずいぶんな物言いだな」
そのあまりの上からの物言いに丞一も思わず苦笑を浮かべた。やれることはやった。エンハンサーも、マキシマムドライブも、時止めも、ラッシュも、さらには二人掛かりでのラッシュもやれる攻撃は統べてやり尽くした。だが、そのすべてが通じず今に至っている。万策尽きたと思われても仕方がない。それでも、丞一の瞳には和真が真っ直ぐ写り混んでいた。
「まだ一つだけある。だがそれには決定的な隙が必要だ。不意打ちとかで突くようなわずかな隙ではなく、さながら局面を決定づける究極の一手。だが、もう一押しが必要なんだ」
 ほう、と男は薄ら笑いを浮かべると丞一の前に出た。
「だいたいわかった。その一手ならそこの男がおそらく持っている。それを()()()()こい。それまでの時間稼ぎくらいはしてやる」
 そういうと男の後ろには幽霊のようなものが見え隠れしていた。しかし、丞一は知っていた!それがただの幽霊ではないことを!
「あんたもスタンド使い!」
「おい!()()()!さっさと渡せよ!」
「そろそろその呼び方よしてくんないかな!といったところで直してくんないか」
「わかっているじゃないか」
 そう言った後彼は駆け出して行った。そしてもう一人の方が俺たちのほうえ寄ってきた。
「はい!これ!」
 そういって懐中時計のようなガジェットを渡してきた。そこには2009と書かれ。黄緑と紫で装飾されていた。
「っ!」
 そしてそれは手にした瞬間、ビビっときた。妙に馴染んだ。まるで自分のものであるように錯覚した。早苗の方を見ると早苗の方はもっと混乱していた。時計をも持ってない分余計にわからないのだろう。しかし、これをどうしろと?そう思っているとこうだよ!と言ってハンドジェスチャーをしていた。ジェスチャーどうりに時計の絵柄を合わせるとさらに驚いた。
「これは、緑と、黒の、ジョーカー?!」
 それは己の戦闘形態エンハンサーの色違いの顔だった。
 そしてボタンを押した。
W(ダブル)!』
 音声が流ると時計が消え、強制的にエンハンサーへと移行させられた。しかし腰に巻かれていたものはロストドライバーではなかった。
「これは!」
 ロストドライバーのスロットの反対側にもスロットが備え付けられており、もう一本メモリが挿せるようになっていた。そしてそれは早苗の腰にも巻かれていた。
 いつもとあまりにも勝手が違うが丞一もそして初めてであろう早苗もわかっていた。なぜなら、エンハンサーは自身の戦闘本能の具現化。精神の具現であるスタンドを変化させ纏うもの。いくら変化させようともそれは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ