第七千九百六十九話 無神経過ぎる
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第七千九百六十九話 無神経過ぎる
イタリアは日本に今度はどうかというお顔で言いました。
「あの、流石に阪神大震災やサリンのテロは」
「ネタにしたことはですね」
「よくないよね」
「地震の時は怒った人もいたでしょうし」
日本もどうかというお顔で答えます。
「サリンのお話は単行本に入っていません」
「三百人委員会の話はだね」
「すぐにオウム事件で真実がわかったので」
サリンを撒いたのは誰かです。
「おそらく編集部の中で大騒動になったのでしょう」
「そうだろうね」
「そうした極めて無神経なところは」
「日本のマスコミの特徴だね」
「はい、いい薬になったかと」
「明らかに無茶苦茶な漫画だからね」
何でもかんでも世界滅亡に結び付ける位にです、もう前のお話のことなぞ全く振り返らないことからもわかります。
「だからね」
「はい、そしてです」
「騒ぐだけ騒いでだね」
「連載は終了しました」
一九九九年で、です。結局七月に何も起こりませんでした。
第七千九百六十九話 完
2019・8・27
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