第二百XX話 もっともおぞましき快楽について
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認すると、一夏が女の一人に近づいた。
「ま、ゾンビ化したら殺すだけか」
その首筋に、牙を突き立てた。
しかし女は何の反応も示さない。
十数秒ほど血を吸って、一夏が牙を抜く。
「…………………………………」
少し離れて、一夏は女を眺めていた。
眺めること数分。
「うん。まぁ、いっか」
女の精神が甦る事もゾンビ化する事もない事を確認すると、一夏は残りの二人の血も吸った。
「これもしかして血液タンクいけるか?」
と一夏が呟いた時だった。
「それやったら、完全に存在力奪っちゃうんじゃないかな?」
女達の生きた屍の反対側、この部屋に入るための入り口。
そこに束が立っていた。
「なるほどなるほど。やっぱり母乳という間接的な形での吸血が一番長続きするって訳か…」
「その場合いっ君は吸血鬼じゃなくて吸乳鬼になるわけだけども」
「冗談でもそう言うこと言わないの。『くらやみ』が出てきたらどうすんのさ?」
「ごめんごめん」
「で、何の用?」
「いっ君ポーカーの景品になったから来て」
「えー…面子は?」
「おーちゃんとロリsだよ」
「………リムが勝つんだろーなー」
「嫌じゃないでしょ?」
「ん。まぁ」
そう言うと一夏は女達の生きた屍に背を向け、束と共に部屋を後にした。
一夏がリムに首筋を責められ喘いでいるのと同時。
女達の乳首に刺さった搾乳プラグが母乳を吸い上げていた。
その女達の手足は、指先は。
一ミリたりとも動くことはなかった。
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