第二百XX話 もっともおぞましき快楽について
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いく。
そして、スッと。
なんの抵抗もなくカンディルが女達の子宮に侵入した。
「いやああぁぁぁぁ!? やめてっ! そんな所に入らないで!」
半狂乱で叫ぶ女達。
それでも、神聖な場所を侵されても、感じるのは快楽だけである。
「この世でもっともおぞましい快楽だろうよ」
子宮内壁に噛みつき、ビチビチと尻尾を動かす魚たち。
そのうちの一匹が子宮から続く道の一つに潜り込んだ。
「いやぁっ! そこは!」
「っはっは! 卵管まで犯されてやがる!」
脳に叩き込まれる快楽。
ついにカンディルが女の一人の卵巣に噛みついた。
無理やり開発された性感帯が、自信のどこを食われているかを的確に女達の脳に叩き込む。
三人の女達の悲鳴と、嬌声。
そしてついに、子袋を突き破られ、腹の中に殺人魚が侵入する。
それだけではない、膀胱も突き破られている。
そして腸すらも。
それでも女達は快楽しか感じないのである。
肝臓を、腎臓を、脾臓を、膵臓を…。
次々と内臓に食らいつき、女達に快楽を与えるカンディル達。
そして、ついに。
ブシュゥ! ゴポォッ! という音を、女が聞いた。
自分のからだの中から聞こえてきた音だ。
心臓と肺を食い破られたのだ。
女達の肺に水と血と殺人魚が入り込む。
心臓から血液が溢れだす。
迫る恐怖。
そして、苦しみ。
窒息の苦しみだ。
快楽ではなく苦痛。
しかし依然として全身を食われる快楽が脳髄を犯す。
脱力と苦痛と快楽。
「サハリエル、キャスト」
女達の中で恐怖が膨れ上がる。
体を蝕まれる恐怖。
目の前のナニカへの恐怖。
死の恐怖。
「インフィニティ・モーメント」
一夏の瞳が妖しく輝く。
女達の体感時間が引き伸ばされ………。
ガクリ、と女達の首から力が抜けた。
「ふむ。『死んだ』ようだな」
一夏が殺人魚を分解し、女達に再生をかける。
心臓が、肺が、肝臓が、子宮が、卵巣が、元の形を取り戻す。
「さて…精神は完全に砕けたが…どうしようか…んー…肉オナホ兼ミルクサーバーにでもするか…」
一夏がサッと手を振った。
重力制御で形を保っていた水が崩れ落ちる。
バシャッと落ちた水は排水口に吸い込まれていく。
枠の中でアームで宙吊りにされたままの女達。
再び延びてきたアームが女達の口と肛門と尿道をこじ開け、チューブを突き入れた。
「ま、こうしとけば死なんだろ」
一夏は再び女達のエイドスを覗く。
精神が死んでいるかを、もう一度確かめるために。
三人の精神がぜったいに甦らない事を確
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