第二百XX話 もっともおぞましき快楽について
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瞬だけ燃えた。
「恐怖にしろ快楽にしろ裸の方がいいだろう?」
身に纏っていた物、つまりは服と縄と目隠し。
自由の身になった女達が一夏に飛びかかる。
「させると思う?」
が、一夏に触れる寸前。
女達は弾き飛ばされるように後ろへとんだ。
そしてべチャリと、透明な壁に打ち付けられた。
女達の体はどんどん透明な壁に沈んでいく。
まるで横向きに重力が働いているかのごとく。
女達を天井から延びてきたアームが掴む。
腰、足首、手首、首。
女達の体が拘束された。
そして三人の女は一列に並べられ、壁から顔だけ出している状況となった。
「さてまずは……うーん…恐怖と快楽どちらにすべきか…。
あ、恐怖的な快楽にすればいいのか」
「放せこの変態め!」
「ああ…猿轡ごと消しちゃったもんな…硬化でいいか」
一夏は女たちの口を魔法で閉じさせると、硬化魔法で固定した。
「うーん…背徳やら冒涜やらを考えると…。
とりあえず……アマノガワはデフォにしとくか」
一夏が九本のジェットインジェクターを量子展開し、三本ずつ注射した。
「やっぱエロ同人みてーな膨乳まではむりなんだよなー…」
打ったのはそれぞれ【改良型アマノガワ】、【媚薬】、【媚薬ナノマシン】だ。
「アマノガワが馴染むまで30分か…」
一夏はパチンと指をならした。
床からせりだしたアーム。
それらが女達の頭をつかみ、視覚を封じた。
それだけでなく、アームは変形してヘッドギアになった。
「脳姦用ナノマシンも入れとこう」
女達の耳に細い管が侵入した。
それはどんどん奥へ入っていき、やがて脳まで達した。
そしてその先端からナノマシンを吐き出す。
放出されたナノマシンは、指定された脳の部位へと向かっていく。
更には三人の胸に搾乳器が取り付けられる。
アマノガワが馴染むまでの間、一夏は三人の脳から情報を引き出していた。
「へー。雇い主は国会議員か。おお、組織表まであるじゃないか。
おいおい…忍者って生き残ってたのかよ」
暫くして、三人の肉体にナノマシンが馴染んだ事を一夏は確認した。
「じゃ、冒涜的な快楽と恐怖をくれてやろう」
一夏が部屋の隅のコンソールに触れた。
「確か束さんが拷問用に養殖してたのが…お、あったあった」
エンターキーを押すと同時、コンソールの隣の壁が開いた。
ゲートから出てきたのは、1メートルの立方体だ。
上には透明なシールがされてあり、中の様子がよく見える。
それが三つ。
箱の中に入っているのは、細長い魚だ。
ボールペンより少し短い程度の魚が何びきも、ビチビチと。
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