68部分:優しい魂よその三
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れどね。それでも」
ここで明日夢は言うのだった。
「背は正直まだいいのよ」
「いいのかよ」
「それよりもベイスターズよ」
話をここで野球に変えてきた。見れば明日夢はまだベイスターズの帽子を被っている。似合っていることは似合っている。ショートヘアがまた実にいい。
「私は大きくならなくてもいいけれど」
「背はともかく横浜は無理だろ」
春華が素っ気無く言った。
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