第四章
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「これにするわ」
「ほなな」
「食材を集めて作るわ」
こう言ってだった、セーラは林檎に砂糖、小麦粉に卵それに水を移動の術を使って即座に手に入れた、林檎は特別な林檎をノルウェーで手に入れたがそれは山の頂上にありそこに行くまでセーラはダイアナと共に多くのモンスターを倒したかなりの冒険になったがそれでも林檎は無事に手に入れることが出来た。そのうえで。
すぐにアップルパイとアップルティーを作った、その時には少女とドワーフ達も自分達の苺のお菓子を作っていた。
そうしてだった、少女はドワーフ達を連れて屋敷に戻って継母に胸を張って宣言した。
「ではお義母様、これより」
「ええ、いいわ」
夫人の方も胸を張って応える、二人共胸の大きさもある。
「勝負よ」
「それではね、勝っても負けても恨みっこなし」
「そういうことでね」
「勝つのはあっし等でさ」
ドワーフ達は少女の後ろから言った。
「奥方様には無念でも」
「苺は無敵ですぜ」
「あんなお菓子に合うものはない」
「それを証明してみせます」
「林檎に絶対に勝ちます」
「今から奥方様の悔しがる顔が目に浮かびます」
「お嬢の喜ぶ顔が」
七人で戦う前からはしゃいで言う、セーラはその彼等を見てダイアナに囁いた。
「日本の漫画やアニメだと勝負の前に勝ち誇ると」
「負けるな」
「所謂フラグね」
「これは勝負あったんちゃう?」
「それはわからないにしても」
「テンプレみたいなフラグやな」
「それを見たわね」
二人でこんな話をした、そうしてだった。
双方それぞれ作ったものを出した、夫人はセーラが作ったアップルパイとアップルティ―を出し少女はドワーフ達が作った苺のタルトとストロベリージュースを出した。
双方それぞれを食べたが。
まず夫人がだった、毅然として言った。
「林檎の勝ちね」
「いえ、苺です」
少女も言った、二人は隣同士で食べている。同じテーブルにセーラとダイアナそしてドワーフ達も着いていて飲んで食べている。
「苺の勝ちです」
「林檎よ」
「苺のタルトとストロベリージュースの方が美味しいです」
「アップルパイとアップルティーの方がよ」
二人共どの料理も奇麗に食べた後で言い合う、そんな二人を見てセーラはまた言った。
「引き分けね」
「フラグ通りにならんかったな」
ダイアナも言った。
「テンプレ通りの」
「ええ、けれどこれはね」
「どっちも美味しいし」
「あんたの勝ちだよ」
ドワーフ達はセーラにこう言った。
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