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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
19.やはり俺にはリボルバーが似合わない
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塞がれた。やられたわね。完全に私の作戦ミスだわ。
キューブの出現を確認して私も奇策を切る。
「旋空弧月」
斬撃乃至刀身を拡張させる弧月のオプショントリガーであるこれは多くの人は凪ぎ払いの際によく使う。私とてそうだ。だが、私は今回突きで旋空弧月を放った。線ではなく、点による一直線、最短距離の一撃。
「うお!?」
彼は慌てて体をひねり急所を外し、腕をごっそりと持って行った。凪で放つ旋空なら両断できたかもしれないが点で放つこれはそれができない。さらに
射手
(
シューター
)
は腕がもぎれようと構わず射出することができる。
「あぶねー。今のには肝を冷やされたぜ」
「そうね。確かに今の一撃であなたを倒せればそれでよかったかもしれないわ。でも、今の一撃はあなたを倒す、ましてや傷つけるためのものなんかじゃない。出水君、あなたの攻撃を止められるだけでよかったのよ。ただあなたには何もさせなければよかったのよ」
泉君の後方で銃声が炸裂した。刹那、誰か一人が飛んだ。
『出水君!嵐山さんが比企谷君にやられた!』
出水君は後方を振り向いてしまった。彼が起こした煙はまだ消え切ってない。つまり、視界が回復しきっていないのだ。つまり、出水君も比企谷君を見つけられない。
「柚宇さん!視界支援お願いします!」
そう。見てしまうわよね。道の恐怖があればそっちの方を。
たとえ目の前にも脅威があったとしても。
即座にサブのグラスホッパーを展開。そして私の間合いまで一気に突っ込む。
『出水君後ろ!』
「遅い!」
きっとオペレーターの国近さんが仕事をしたのでしょう。出水君は紙一重でスウェーバックでかわした――――――――――と、思ったでしょうね。
スッパっと首が落ちた。
「幻踊弧月」
幻踊弧月。弧月の刃の形状を変化させることができる。
『トリオン体活動限界。ベイルアウト』
彼はこれで片づけたわ。さあ、比企谷君の援護に向かいましょう。
久々の
八幡
(
俺
)
サイドだ。
煙っていたから少し心配したが。うれしいことに嵐山さんを落とすことができた。だが油断は禁物だ。時枝は嵐山さんとの相方、サポーターのイメージが強いが一人でも中衛を張れる実力がある。
まだ煙が晴れていないうちにこちらが先手を打つ。それっぽいところにショットガンを撃つ。ショットガンと言えばこれまた諏訪さんのイメージがある。だが俺のはまあ、ちょっとした衝動で使っているわけだが、俺のは諏訪さんのとは違いハウンドを飛ばす。距離が離れすぎていないためトリオン体反応を感知する誘導弾で時枝を狙う。
「っ!?ショットガンでハウンドですか。また変な組み合わせを」
変とは何だ変とは。でも確かにあまり強いとは言いにくいな。くそっ、やっぱりネクロマンサー
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