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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica50野望潰える時・・・?〜Ende der Illyrien ?〜
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。壁面側のレーザーサイトの端っこに火が点いて、導火線みたいにキュンナと総長に迫る。キュンナは「この!」キュンナから大鎌を受け取った分身体がレーザーサイトを斬ろうとするけど弾かれてる。
「おのれ!」
――我が肉体よ、内に宿りし獣を目覚めさせよ――
総長が甲冑を解除すると「うっそ・・・」目を疑う姿に変身、そして無理やりレーザーサイトを引き千切ることで迫り来てた火から逃れた。マイスターも「おい、聞いてないぞ」って仰ぎ見た。黄金の毛並みを持つ巨大な狼が居て、額には総長の顔がある。イリュリアが行ってた生体兵器研究の1つ、キメラ製造によって生み出されたキメラとおんなじだ(サイズは別格だけど)。
『不死性は消せてもキメラ化は治せなかったってこと!? ていうかアイリも、総長がキメラ化できるなんて知らなかったんだけどさ!』
『ああくそ! 俺としたことが!』
「陛下!」
火がもうすぐたどり着きそうになってたキュンナをパクッと口に咥えて、総長は思い切り首を振った。それでレーザーサイトを引き千切ることが出来たんだけど・・・ね。
「ま、もう手遅れなんだけどな」
甲冑を解除してキメラに変身したことで総長の体中に付けられた火の目は消えたけど、ドォーン!と大きな口の中で爆発が起きて、爆炎が牙を吹き飛ばした。声にならない叫び声を上げて、口から黒煙を吐きながら総長は倒れ込んだ。
「
導火線
(
レーザーサイト
)
を千切れば大丈夫だと思ったか? 残念。レーザーサイト――バーレイグの視線を浴びた時点で術式は完成した。まぁ甲冑を解除して、バーレイグを躱したのは良い機転だったが、爆弾と化したキュンナを口に含んでくれたのは嬉しい誤算だったよ、グレゴール」
――
第二波装填
(
セカンドバレル・セット
)
――
マイスターがスッと右腕を小さく上げると、ホール内の壁面に展開されてる炎の目が再び開いて、瞳孔からレーザーサイトを照射。巨体な総長は未だに口内爆発のダメージの所為か動けず、全身に浴びて火の目マークを刻まれた。
「これで終わりだ」
「セインテストぉぉぉーーーーーっ!」
キメラの額にある総長の顔が怒りに叫ぶとキメラの口がグッと閉じて、さらに前足で口を押さえた。キュンナが今もなお口の中に居るから、キュンナだけでも護るためにそうしたんだね。
「ジャッジメント」
マイスターの号令が下されると、導火線の役割を持つレーザーサイトが燃え始めて、その火は総長に刻まれた火の目に向かう。そしてマイスターがリアンシェルトの結界に飛び込んだ直後、レーザーサイトの火が火の目に到達して大爆発。ホール内を覆い尽くすほどの蒼い炎が発生した。
「ルシルさん、これ・・・亡くなってませんか・・・?」
「非殺傷設定ではあるし、本来の威力の1/
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