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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica50野望潰える時・・・?〜Ende der Illyrien ?〜
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めよ汝の忠誠《コード・アブディエル》――
マイスターは両手に片刃剣を創り出して、振るわれる“シュチェルビェツ”を右の魔力剣で受け止めて、すかさず左の魔力剣で総長を狙いにいく。
「ふんぬ!」
――我が鎧は城塞の如し――
魔力剣の一撃をバチン!と弾く総長の光を帯びた甲冑。あぁ、そうだった。総長の甲冑ウェズンは、魔力を通せば対物・対魔力効果を高めることの出来るものだった。マイスターも今の攻防で理解したみたいだね。
「不死性などにかまけて己自身を鍛えてないとでも思ったか!」
柄を握ってない左手を伸ばしてきた総長は、マイスターの首を狙ってた。あんな大きくて太い指に掴まれたら、マイスターの首もへし折られちゃう。それを察知したマイスターは後ろに下がりながら右の魔力剣で、総長の左腕を上に向かって弾いた。
「ふんっ!」「せいっ!」
振るわれた魔力剣と“シュチェルビェツ”のジグザグな刃がガギィンと噛み合って、マイスターは即座に総長の左腕を弾いた右の魔力剣を、総長の顔の前に差し出した。
「ジャッジメント」
「むぐぅ・・・!?」
剣の形にしてた魔力の固定を解除して、一気に爆発させた。ダメージは甲冑や兜の軽減してくれるだろうけど、閃光だけはどうにもならないはずだ。案の定、「目が・・・!」ってふらついた。
『マイスター! シーリングバインドをスタンバイ!』
『おお! ナイスだ、アイリ! 発動を!』
『ヤヴォール! シーリングバインド!』
拘束した相手の魔力の生成を阻害させる、対魔導師用の反則級の捕縛魔法。総長の腰と四肢にバインドが掛けられて、甲冑が発してた光が弱まってく。このまま完全に落とせるって、マイスターもアイリも考えてた。
「我が肉体は巨神の身躯の如しぃぃぃーーーー!」
甲冑が解除されると同時、総長の体が一回りほど大きくなった。その際にバインドが弾け飛んで、自由になった総長が一足飛びで数mと後退。そしてまた甲冑を装着した。
「ふんぬ!」
振り上げてた“シュチェルビェツ”を思いっきり振り下ろした総長。剣身から放たれた剣圧はホールの床を断ち斬り、マイスターに襲い掛った。マイスターは横に飛ぶことで躱そうとしたんだけど・・・。
「ルシル副隊長!」
ミヤビに呼ばれたマイスターは、視界の端にミヤビと、ミヤビと戦っていたキュンナの姿を収めた。キュンナは分身体を4人と創り出して、ミヤビと5対1の戦闘を行ってるんだけど、その内1人がマイスターに飛び掛ってきて、腰にしがみ付いてきた。それでマイスターの回避行動がキャンセルされちゃったわけで。
「下らない真似を・・・!」
マイスターは腰にしがみ付いてる偽キュンナを、全身から魔力を放出することで引き剥がす。そして宙に浮
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