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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
砂漠の王国、砂漠の女王
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な時!
「きゃ〜!!誰かタスケテー!変な男に攫われるぅー!」
すぐ近くで美女(リュカ曰く)の悲鳴が聞こえた!
新たな出会いを求めてリュカがダッシュで赴くと…
其処には、紛う方なき美少女が3人の男に腕を引っ張られ、攫われそうになっている現場だった!

「コラー!お父さんにナンパの仕方も習わなかったのか!?女の子を口説くなら、もっと優しく口説くもんなんだぞ!パパとママに聞いてみろ!」
いきなり現れ意味の分からない事を叫ぶ(リュカ)に、戸惑った男達…
男達が戸惑った隙に、襲われてた少女はリュカの方に逃げ寄り抱き付いた。
「どなたかは存じませぬが、助けて下さいまし!あのぶ男達が『へっへっへっ、ねーちゃんあっちの物陰で良い事してやんぜ!』って言って、イヤらしい手で私を触るんですぅ」
「な、何勝手な事を「うるさい!痛い目に遭いたくなければ、今すぐ失せろ!僕は暴力事が嫌いなんだ!」
女性を庇う様に立ちはだかるリュカ。

「ちぃ!仕方ない…大事にするわけいかないな…おい!手早く始末するぞ!」
3人の男のリーダー格が、他2人に指示を出し、リュカに襲いかかる!
「ちょ、女の子1人に大袈裟じゃない?何、殺気立ってんだよオマエら!もしかして地雷踏んじゃったのかな、僕…」
3人の攻撃を余裕で躱しつつ少女を守るリュカ。
自身の技量には多少の自信があった男達は、全く掠りもしない現状に焦りだした!

「メラミ」
そして焦った男の1人が思わず魔法を唱える!
「バギ」
しかしリュカのバギで四散され実力の差を思い知る事に…
さらにリュカは素早く3人の懐に飛び込み、強烈な一撃を食らわせる!

メラミを放ってから、一瞬の出来事だった…
「凄い…あの3人を一瞬で…」
少女が驚き呟く。
3人を気絶させたリュカは、少女の元へ近付くと、

「やぁ…改めましてこんにちは。僕の名前はリュカです。エッチする事を前提に、一緒にお茶でもどうですか?」
こんな状況でふざけたナンパをするリュカに、更に驚く少女…しかし直ぐにそれが笑いに変わる!
今までこんな男に出会った事がない…

不思議そうな顔で微笑むリュカを見つめ少女が…
「よろしくねリュカ。私はレイチェル。何処かお茶の美味しいお店、知ってるの?」
こうして2人はその場を離れて行く…
気絶する男3人を置き去りにして…



一方アルル達は、半日待たされ続けたのにも拘わらず、『申し訳ありませんが、本日の謁見は出来ません。また後日お越し下さい』と追い返された。
入城した時は、朝日が眩しかったのに、今では夕日が輝いている…

「あぁ…何にもしてないのに疲れたわ…」
「本当だな…」
「でもリュカはんを置いてきて正解やったね!」
「えぇ!侍女の方々も美人揃いでしたもんね…」

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