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ヘタリア学園
第七千九百六十六話  モナコから見ても

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第七千九百六十六話  モナコから見ても
 モナコもその予言漫画を読んでフランスに言いました。
「ノストラダムスは絶対者なのだな」
「そのジャンルの中だとそうなんだよな」
 フランスも呆れたお顔です。
「俺その人忘れてたんだよ」
「アンリ二世に謁見した占い師で医師で美容研究家だったな」
「お医者さんとしては優秀だったけれどな」 
 それでもというのです。
「絶対の予言者とかな」
「知らなかったな」
「それでその漫画の主人公な」
「実在人物か?だとすれば」
 モナコは完全に本気で主張しました。
「一刻も早く病院に連れて行くべきだ」
「精神科にだよな」
「この主人公は間違いなく狂っている」
「いや、そこはオブラートにな」
「しかしどんなことでも人類滅亡と喚く」
「まあ傍から見たらそうだけどな」
 どう考えてもおかしいことは事実です。
「編集者から漫画原作者になってヒットメーカーなんだよ」
「精神病院の極めて重症の患者ではないのだな」
 モナコはこの主人公が実在人物とわかってこう言いました、本当にこんなことを言っていたら無理にでも病院に送るべきだと思いながら。


第七千九百六十六話   完


                 2019・8・25
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