第十七話「復活の兆し」
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物ではないと
さあ、再び高らかに叫ぼう
Heil Hitler!と
「美亜さん、大丈夫ですか?」
気付けば彼女は美九のベッドの上に横になっていた。そして彼女の視界いっぱいに見えるのは最近お世話になっていた美九の顔。
「…ええ、大丈夫よ」
「それは良かったです!それじゃ早速続きを」
美九はそう言って彼女の唇を奪おうとするが彼女はそれを自分の人差し指で彼女の唇を抑え微笑む。
「…ごめんなさい。今日はなんか疲れちゃったみたいだからもう休むわ」
「む〜。…分かりました。なら私が添い寝してあげます」
美九は思い通りにいかなかった事で顔を膨らませるが直ぐに機嫌を直してベッドに潜り込んでくる。彼女はこれ以上の拒絶は良くないと判断し美九を止めるような事はしなかった。
明かりが消え横に美九の気配と寝息を感じながら暗い中に僅かに見える天蓋を見つめる。既に彼女の頭の中には今後の予定が作られ始めており同時に美九との関係もある程度どうするのかを決めた。
「…まずは、彼に会わないと」
彼女はそう呟くと瞼を閉じ暗闇へと意識を落としていった。
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