第三章
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「お部屋の傍におトイレもあるし」
「だからですか」
「後は時々交代で寝てな」
そうしてというのだ。
「ここでや」
「銅像を護って下さいますか」
「そうさせてもらうな」
レベッカは教授に笑顔で約束した、そうして教授が去ってからだった。
ライアにだ、こう言った。
「ほなな」
「今から一週間やな」
「それだけ守って」
それでというのだ。
「呪いが解けるの待とうな」
「そうしよな、この玄室は広いし」
「戦闘もしやすいし」
「悪霊は四方八方から来るけど」
「来た悪霊達をな」
それこそというのだ。
「片っ端から倒していこうな」
「この世界各地から来る悪霊達を」
「倒していこうな」
「一週間の間」
「そうしていこうな、長い戦いになるが」
「是非な」
二人で話してだ、そうしてだった。
二人は食料や水を玄室に置いていざという時に寝る準備もすぐ隣の部屋のトイレのことも頭に入れつつだった。
悪霊達との戦いに入った、悪霊達は部屋の壁を超えて上下左右の何処からでも出て来て像に迫り像を守る二人に戦闘を挑んでくる。
だが二人は悪霊達をそれぞれの術で倒していく、二人共まずは戦闘補助の術を全て使っていたので格闘向きではない彼等でも術で有利に戦えた。このことは二人が星の者達であることも大きかった。だが。
数が多く一週間だ、それでだった。
一日戦ったところでレベッカは言った。
「やっぱりな」
「丸々一日戦うとな」
「それだけでな」
まさにとだ、自分に調合した気力回復の薬を出してくれたライアに話した。
「かなり疲れるな」
「ほんまにな、ほなな」
「交代でな、そろそろな」
こう言うのだった。
「休んでいこか」
「その間はやな」
「一人で戦うことになるけれど」
それでもというのだ。
「やっていこうな」
「そやな、そこはな」
何といってもというのだ。
「やっていかなな」
「あかんな」
「こうした時こそ」
ここでだ、レベッカは。
分身の術を使った、そのうえでライアに話した。
「うちはこの術使うわ」
「分身してか
「自分が休んでる分な」
「戦うか」
「そうするわ」
「そうか、ほなな」
「自分もやな」
ライアを見て笑みを浮かべて話した。
「あたしが寝てる間は」
「そうして戦うわ、ただ出来るだけ」
「一緒にやな」
「戦っていこうな、さもないとな」
「悪霊の数が多いからやな」
「それに対抗する為に」
是非にという言葉だった。
「二人でやな」
「出来るだけ戦っていこうな、けどあたしの神託やから」
レベッカはライアに笑みのままこうも話した。
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