第一章
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呪われた銅像
レベッカ=オヨノとライア=ライエは今はレベッカの神託でカメルーンのドアラに来ていた。二人は街に入るとすぐにイスラムのモスクを見た、ここでレベッカはライアに話した。
「この世界でもやっぱりな」
「イスラム教はあってな」
「そして信仰されてる」
「そやな」
「そうしてイスラムいうたら」
レベッカはこの宗教のことをさらに話した。
「偶像崇拝はな」
「絶対にあかんな」
「イスラムの戒律の中でも」
「偶像崇拝には特に厳しいな」
「基本寛大な宗教でも」
コーランではアッラーはそれこそ滅多なことでは怒らない、人の不始末もかなりのものでないと咎めることはしない。
「絶対のタブーはあって」
「それが偶像崇拝やな」
「他の宗教でで崇拝してても文句は言わんが」
それでもというのだ。
「イスラムの中ではな」
「絶対のご法度やな」
「そや、殺人と並ぶ」
「そこまでの大罪やな」
「七つの大罪には寛容でも」
キリスト教で言うそれにはだ。
「まだな、けどな」
「それでもやな」
「偶像崇拝はな」
「それだけはな」
こう話してだった、二人はモスクの前を去って。
そうしてレベッカの神託を探す為に旅の冒険者と素性を隠したうえで街のギルドに入った。そうするとだった。
レベッカはある依頼を見てそのうえでライアに話した。
「この依頼がそうみたいや」
「感じたか」
「直観をな」
レベッカは確かな声だった、その声で言うのだった。
「感じたわ」
「そうか、それやったらな」
「あたしが直感で感じたならか」
「間違いないやろ、ほなな」
「この神託受けるべきやな」
「絶対にな」
まさにと言ってだ、そうしてだった。
二人は依頼を受けることをギルドの事務員に話してそうしてだった、依頼主である街の大学期教授のところに行った。
教授の名前はロロ=ガンスといった、丸々と太ったコボルトで職業が学者だった。
その彼が二人が自分の家に来ると困った顔になって話した。
「先日この辺りで遺跡が見つかりまして」
「それでやな」
「この像を手に入れたのですが」
「その像は」
レベッカは教授が出した銅像、巨大な蛇のそれを見て言った。
「ニョモニョモか」
「はい、その様です」
「アフリカの邪な蛇やな」
「そうもされますね」
「あたしはそうした職業やからわからんけど」
ここでレベッカはこうも言った。
「それでもな」
「感じられますか」
「これはかなり強力な呪いがかかってるな」
「その様です、先日大学で教鞭を執っているいる同僚の司教に鑑定してもらいましたが」
「呪いがかかってたか」
「それも強力な、多くの邪悪な悪霊を呼び寄せる」
「そうしたもんか、
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