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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
21:今更ながらの不眠不休
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ュカよ……エルは……エルは助かるのじゃろうな!?」
「だと思う」
何とも頼りない答えだ。
「兎も角……一晩様子を見よう。皆も疲れてるだろうから、今日は無理せず早寝すると良い」
皆も俺と同じ事を考え顔に出てたのか、リュカが落ち着かせる様に話してきた。
しかし早寝を進めたリュカは、一番疲れているであろうに街の修繕に着手してる。
前回の襲撃で壊れた外壁や、作りたての見張りの塔(大弓を配置してある塔)を手直ししてる。
もしかしたら一番心配なのかも知れない……
ノリンSIDE END
(リムルダール)
ゲンローワSIDE
眠れぬ夜を一晩過ごし、日の出と共にベッドから出て病室へと向かう。
病室の前にはベッドにすら入った形跡のないリュカが立っていた。
ワシは此奴が寝たのを見た事がない。
ワシに気付き、ワシが病室へ入ろうとしてる事に気付いたリュカは、ソッと左腕でワシを遮ると、
「今、エルが着替えてるから入室は……」
とマナーを笑顔で伝える。
「エ、エルは……無事なんじゃな!?」
「あぁ、元気になったみたいだ」
ワシが女だったら確実に惚れるであろう柔らかい笑顔で
孫娘
(
エル
)
の回復を教えてくれた。
「エルさんが回復したのは本当だべか!?」「お、おいリュカ! 嘘だったら流石に許さないぞ!」「エルさん元気になったんですね!」「やったなリュカ!」
ノリン達が各々自分の部屋(男性は共同部屋)で聞き耳を立ててたらしく、『エル回復』を聞き一斉に飛び出してきた。
ほぼ同時に病室からエルが出てきて恥ずかしそうに皆へ頭を下げた。
「おお……おぉエル! 良かった……本当に良かった……!」
ワシは思わずエルに近付き、その両手をとって泣き喜んだ。
他の皆もエルの周囲に集まり喜びを表している。
そんな中リュカだけが2.3歩離れた所に居りワシらの喜びを静観している。
何か問題でもあるのじゃろうか?
「さてエル。元気になって皆が喜んでるところ悪いんだけど、君に言っておきたい事がある」
皆の喜びが落ち着いてきた頃を見計らいリュカが何やら神妙な面持ちで話しかけてきた。
一体……?
「君は他の病人を看病する時『諦めちゃダメ』等の言葉をかけて励ましていたが、『諦めるな』と言う以上……自分もそれに従え! 自分が看病される側になった途端、『殺してくれ』なんて絶対に言うな! 僕はそれだけが許せない。絶対に治して叱ろうと思ってた!」
「リュ、リュカ……エルさんだって病気の苦しさに言っちゃっただk「黙れ
アホリン
(
ノリン
)
! 自分に出来ない事を他人に言うなって事だ! 他人に『諦めるな』と言う以上、言った本人も諦めちゃダメなんだよ!」
静まりかえったリムルダールにリュカの叱咤が
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